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ウェルネスD2Cのテンシャルが「フェムテック」「ベビー」「姿勢補正」の新カテゴリー参入へ

2022年11月15日 17:12  Fashionsnap.com

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 D2Cのウェルネスブランド「テンシャル(TENTIAL)」を展開するTENTIALが、初のプレスカンファレンス「Potential Conference '22」を開催し、2024年1月期中にフェムテック、ベビー、姿勢補正の新カテゴリーを追加すると発表した。いずれも来期中の発売を目指し、商品を開発している段階だという。

 同社はインソールやリカバリースリープウェア「BAKUNE」など、ウェルネス領域のヒット商品を開発し、創業3年目から今期(2023年1月期)の成長率は約53倍を見込む。今期はオンラインに加えて、はるやま商事やビックカメラ、コジマ、蔦屋書店などオフラインでの提携が増え、取り扱い店舗数では全国300店舗を超えた。オフラインでの販路拡充により、ギフト需要やセット購入が増えたことも成長を後押しした。今年5月には新丸ビルに初の直営店をオープン。売上は想定2倍で、テナントの中でもトップクラスだという。ポップアップの展開にも積極的で、現在は渋谷パルコに出店している。
 人気商品のBAKUNEは販売枚数10万着を超え、「リカバリーウェアの市場が認知されてきた」(中西裕太郎 代表取締役CEO)と手応えを語るが、競合も増えている。また、BAKUNEは一般医療機器に認定されているという強みを持つが、来年には一般医療機器の品質基準が厳格化されるという。同社は製品のアップデートを行い、これまで以上に医学的・科学的根拠のある品質を追求していく考えだ。
 今期だけで商品数は2倍となる40型に拡充したが、来期はカテゴリーの拡大に挑戦する。「フェムテック」では、近年女性ユーザーが急増し、男女比がほぼ半々になったという背景を踏まえ、機能性の高い吸水ショーツなど女性特有の課題解決につながる商品開発を行う。「ベビー」では子育てを助ける睡眠領域の製品を計画。「姿勢補正」は理学療法士の監修のもと、デスクワークの姿勢を補正できるインナーを開発中だという。いずれも来期中の販売開始を目指す。
 今期は、初のメイドインジャパンを徹底するなどBAKUNEの上位製品として打ち出す「BAKUNE Pajamas Premium」(通常モデル 3万8500円、パイル構造モデル 5万5000円/いずれも税込)を11月15日に発売したほか、22日にMIGARUにリニューアルモデルを投入。MIGARUではウィメンズのセットアップを新たにラインナップする。29日にはリカバリーサンダルを冬向けにアレンジした「Recovery Sandal Relax Winter」を追加予定。12月上旬には、クラウドファンディングサービス「マクアケ(Makuake)」で3900万円以上の応援購入金額を得た新作のマットレス「BAKUNE Recovery Mattress」を一般発売する。