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ペットの「お墓・供養」「保険」のサービス利用意向が上位に - 飼育の困りごとは「留守にできない」など

2022年11月14日 17:41  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
クロス・マーケティングは、10月21日~25日に全国47都道府県に在住する20~69歳の男女5,000人を対象とした「ペットに関する調査(2022年)」をインターネットにて実施し、ペットに関わる実態や意識・行動などを全般的に聴取した。今回は、ペットの飼育状況、関連サービスの利用や意向などを聴取し分析をした。



調査結果は以下の通り。


現在、ペットを飼育している人(現飼育者)は23%、過去に飼育していたが現在は飼育をやめた人(過去飼育者)は28%と、合わせて51%はペットの飼育経験があった。


ペットを現在飼っていない人に今後飼いたいか確認したところ、31%が「飼いたい」意向があった。その中でも過去飼育者は、再び「飼いたい」が51%と半数を占めた。


ペットを現在飼っている世帯において、最もペットの世話をみている飼育者は、「自分自身」が60%と最も多く、次いで「配偶者」の17%と「親」の16%。男性より女性の方が主に世話をしている。


現在利用しているペット関連サービスは、「通院先病院」「健康を考えたペットフード」「トリミング・美容関連」「ペット保険(入院・通院・手術など)」で2~5割。現在は利用していないが利用したい・利用予定のものは、「墓・供養」が35%と最も高く、「ペットホテル・預かりサービス」「留守番見守りカメラ・自動餌やりなどのIoTツール」「ペット保険」が2割であった。


現飼育者の困りごとは、「長期間留守にできない」が37%、「ペットロス」32%、「病気になってしまわないか」31%などがあがった。一方、過去飼育者で今後飼いたい人の気になる点は、「長期間留守にできない」が53%、「お金」46%、「ペットロス」「掃除が大変」「面倒を見られるか」「病気にならないか」35%である。また、飼育未経験者の気になる点は「お金」が51%、「長期間留守にできない」44%、「面倒を見られるか」39%であった。現在や過去の飼育経験者では、ペットロスや健康などペットへの心配事が上位にあがる傾向にある。


今後、ペットを飼いたくない理由を自由回答で聞くと、過去飼育者では、「ペットロスが辛い」や「年齢的に面倒をみられない」など情緒的な意見が多かった。飼育未経験者では、「世話が大変」「お金・時間がない」「動物が苦手」「アレルギー体質」など、ペット飼育に対する現実的な声が多く寄せられた。(安藤深月)