ある程度お金を稼ぐようになっても、節約精神を決して捨てない人もいる。東京都に住むITエンジニアの40代女性は、年収1400万円だが
「一番長持ちしているのは中学生の時に買ったユニクロのフリース。 あと2~3シーズン、累計四半世紀は着れると思う」
と、衝撃的な節約生活を綴った。(文:草茅葉菜)
キャリコネニュースでは「お金はあるのに貧乏性の人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/PIXKF66W
「結婚式など相応の場以外で着飾る意味がわからない」
女性は「とにかく服にお金をかけることができない」と打ち明ける。
「通勤服はユニクロなど安くてスタンダードなデザインのものを10年以上着倒す。通勤服の規定がゆるく、パーカーにジーンズなどカジュアルな服でも許される会社だからこそできる」
「気付けばローライズのジーンズは時代遅れ甚だしいが見えないのでセーフ。まだ着れるのにサイズアウトしないように食生活には気を使い、新卒の頃とほぼ変わらない体型をキープ」
そんな服も、外に来ていくのが恥ずかしいぐらいヨレヨレになったら「部屋着」になるという。
「破れて部屋着としても着れなくなれば切って、ガスコンロなどの雑巾を使い捨てする掃除の時にウエス代わりに使い寿命を終える」
なんともエコな生活を送っている女性。前述のとおり中学生の頃から愛用するユニクロのフリースは、「累計四半世紀」は着るというから驚きだ。
おまけに、下着はゴム取り替えが出来る綿パンツで「生地が破れる前にゴムが伸びて履けなくなるが、ゴムを取り替えれば一年以上持つ」と豪語する。
「靴下も破れないように爪を常に短く保ち、歩いていて勝手にずり落ちてくるぐらい伸びるまで爪先の破れは縫って延命」
「ダウンコートは羽が勝手に抜け落ちてくるまで着続ける。前シーズンで寿命が来たのでそろそろ買わないといけない」
女性のストイックな節約スタイルは服だけに適応されるわけではないようだ。
「髪の毛は1000円カット。もっと歳を取って白髪が生えてきても多分ほったらかしにすると思う」
女性がなぜこのような貧乏性になったかというと、「収入が増える前は生活保護以下の極貧生活をしていた」からだという。食べるものに関しては健康のために一般的な範囲のお金を出せるようになったものの「未だに服や散髪にお金を出せない」と語る。
「もちろん冠婚葬祭用の礼服やドレスは持っていますが、それ以外全てプチプラ品です。 友人からはきちんとした格好をして化粧をすれば普通に綺麗なのに勿体無いと言われますが、結婚式など相応の場以外で着飾る意味がわからない。女としては終わっていますね」
と綴る女性。過去の苦労がうかがえる投稿だった。