前回の北海道から愛知、岐阜を舞台にして12年ぶりに開催されているラリージャパン。競技2日目の11月11日の走りはじめ、SS2でダニ・ソルド(Hyundai Shell Mobis World Rally Team)のマシンが炎上し、SS2とその直後のSS3が合わせてキャンセルとなった。その後、SS4ではクレイグ・ブリーン(M-Sport Ford World Rally Team)がガードレールにぶつかって中断となったタイミングで、一般車両が閉鎖されていたはずの競技区間に進入していたことが判明した。
SS4のシュコダからWRC2に参戦しているサミ・パヤリがSS4の走行中に一般車両と遭遇。その模様は映像などでは映されなかったが、WRC ALL LIVEの映像ではそのタイミングで、同じくシュコダのWRC2マシンのエミール・リンドホルムがコース上に止まり、後続車がリンドホルムに追いつき、2台のドライバー、コドライバーが話し合う姿が映されていた。そしてその後、安全上の理由でSS4はキャンセルとなった。
「調査中だったSS4で、ステージ安全規約についての重大な違反がありました。42号車(ブリーン/フルトン、M-Sport Ford World Rally Team)のアクシデントにより、ステージは赤旗中断。 赤旗の直後、一般車両がステージ上で特定されました。事故や怪我はありませんでしたが、この件は調査対象となりました。42号車のアクシデントによりセーフティバリア(ガードレール)が破損し、ステージの安全性が損なわれたため、(SS4と同じコースを走行する午後の)SS7はキャンセルされました。FORUM8 Rally Japanに帯同しているFIA WRCタスクフォースの代表者が金曜日の午後のステージに配備され、追加のセーフティカーがステージを走行し、主催者が最高レベルの安全を確保するのをサポートを行いました」