isutaエディターをごきげんにしてくれる、“ちょっといいもの”を紹介するコラム連載『トーキョーごきげん倶楽部』。
今回は音楽好きのライター・manamiが足を運んだ、「のだめカンタービレ展」についてご紹介します。
なんと、マンガ『のだめカンタービレ』の連載がスタートしてから、もう20年なんだそう!に、にじゅうねん…ついこの前まで、千秋先輩にキュンキュンしていたはずなのに…。
この秋開催されている展覧会は、連載20年を記念したもの。のだめの物語を振り返る展示や、貴重なネームなどが飾られていて、ときめきが止まりませんでした!(これから見に行くからネタバレしたくない!という方は、細目でうっすら見てくださいね)
貴重な描き下ろしイラストもたくさん。あの感動が蘇る!2021年に連載20周年を迎えた『のだめカンタービレ』。2006年には、上野樹里さんと玉木宏さんが主演を務めたドラマも話題になりましたよね。
当時は、同級生の誰もが玉木さん演じる千秋先輩にメロメロに…。あれほど“王子オーラ”を放てる人って、ほとんどいないと思うんです。いや、玉木さんしかいない!(力説)
のちにアニメ化もされ、のだめと千秋、2人の音楽活動や恋の行方を追っていた人も多いはず。本編の連載が終了したあとも番外編が描かれるなど、今でも根強い人気を誇る作品です。
そんな『のだめカンタービレ』の展覧会が開催されるとのことで、わたしは東京会場へ!現地で当日券を買おうと思っていたら、予想以上に並んでいる人が多く、1時間弱待つことに。
連載も終わり、テレビドラマもアニメも終了してから時間が経っているのにこの人気ぶり…さすがのだめ、侮れません。
わくわくしながら会場に入ると、最初に玉木さんのコメント動画があるじゃありませんか!40代になって、すっかりイケオジに…モニターの撮影ができないため、凝視してこの目に焼き付けてきました。
会場にあるQRコードを読み取ると、アニメキャストである川澄綾子さんと関智一さんによる、音声ガイドが楽しめます。
それぞれの展示ポイントでは、関連した楽曲も聴けちゃう。物語とリンクさせながら音楽も楽しめるなんて、なんて贅沢なの…。
これこれ、見たことある!のだめのお部屋(汚部屋)展覧会の見どころのひとつが、のだめのお部屋を再現した展示。のだめと千秋の物語も、ゴミだらけのこの部屋からはじまったんだよな~と、しみじみしちゃいます。
いや、ただの汚い部屋といえば、それまでなんだけど。
全部がカラフルで、目がチカチカする。やたらぬいぐるみが多いし、プリごろ太の時計もある。
物語に登場した細か~いグッズまで散りばめられているので、テンションが上がりっぱなしでした!
作者である二ノ宮知子先生の本棚や、仕事場を再現したエリアも。おや、本棚の上には『僕のヒーローアカデミア』のデクとかっちゃんもいますね…?
貴重なネーム・原稿の数々を楽しみながら、物語を振り返る原画エリアには、なんと200を超える資料が展示されているそう!下書き段階であるネームから、どのように完成原稿が完成するのか、その過程も見られちゃうんです。
音大時代からパリ留学時代、そして2人の未来まで…感動のシーンがたくさん詰まっていて、ひとつひとつ時間をかけて眺めていました。
わかってはいたけれど、こうして改めて見てみると、楽器やオーケストラの描写がとっても細かい!
演奏シーンにどれだけ気合が入っていたのかがわかります。これは気が遠くなる作業ですね…。
そして撮影はできなかったのですが…最後の最後に、描き下ろしストーリーが展示されていたんです!2人らしい空気感に、「うわぁ~~~」とため息が漏れました(心の中で)。詳しくは言えないので、ぜひ会場で確認してみてください!
新装版のマンガも読んで、最後まで堪能したと思っていたけれど、まだ素敵な物語を残してくれていたなんて。二ノ宮知子先生、ありがとうございます…。
展示出口には、上野樹里さんからのコメント動画もありましたよ!
マングース・千明先輩と写真を撮れる撮影スポットもあるよそうそう、会場には撮影スポットも用意されています。文化祭で活躍したあのマングースや、等身大の千秋先輩も撮影できちゃう!
え、千秋先輩の写真はないのかって?…残念ながら、1人でバイオリンを持って写真撮影を頼む勇気はありませんでした。
東京会場での展覧会は終了しましたが、11月23日(水・祝)からは大阪会場の会期がスタート。のだめの世界に触れて、クラシック音楽を堪能してみませんか?
のだめカンタービレ展 https://nodame-ten.com/