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20代の4割弱、「日本は結婚しづらい社会」と回答 - 結婚に対する最多の不安とは?

2022年11月07日 09:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
公益財団法人1more Baby応援団は11月2日、「20代の結婚に関する意識調査2022」の結果を発表した。調査は3月30日~4月4日の期間、20代の既婚者1,238人・未婚者1,240人を対象に行われたもの。


まず、日本は結婚し難い社会かどうかを尋ねると、そう思っている人は37.5%という結果に。未婚者(37.6%)と既婚者(36.9%)でも大きな差は見られなかった。



日本は子どもを産みやすい社会だと思う人は、全体で22.4%。既婚者のみの回答率でも25.9%にとどまっている。


欲しい子どもの人数について聞いたところ、1人以上を希望する人は全体の69.3%となっている。最も多かったのは「2人」(42.6%)で、次いで「1人」(13.4%)、「3人」(11.9%)が続いた。


既婚者のみでは、1人以上を希望する人は91.5%にものぼっている。「2人」が53.1%で最多となり、以下「3人」が22.1%、1人が13.3%で続いた。



未婚者に結婚に対する考え方を聞いてみると、73.8%が「いずれ結婚するつもり」と回答。「子どもが欲しい」という人のみに絞ると、94.5%となっている。

全対象者に結婚に対する不安(既婚者は結婚前の気持ち)を聞いたところ、「子育ての基本的な費用」(30.5%)が最多となり、以下「パートナーの親族との付き合い」(29.6%)、「仕事と子育ての両立」(29.1%)が続いた。


未既婚別で見ると、未婚者では「パートナーの親族との付き合い」(31.5%)、既婚者では「子育ての基本的な費用」(31.4%)がそれぞれ最多となっている。



周囲の子育て中の家庭に対する印象を尋ねてみると、「子どもがかわいい・愛くるしくて羨ましい」(31.5%)、「仕事と子育ての両立が大変そう」(30.2%)、「子育て自体が大変そう」(29.2%)が上位となった。


結婚のイメージに影響を与えたものを聞いたところ、「自分の親の結婚生活を見て」が35.2%で最も多く、次いで「友人・知人の結婚生活の話を直接聞いて」が22.5%、「自分の親から結婚生活の話を聞いて」が20.1%で続いた。


現在交際相手がおらず、交際を希望している人にコロナ後(アフターコロナ)に「交際相手を探すためにとっている行動」について尋ねてみた。



すると、「マッチングアプリ・出会い系サイト・アプリを利用している」が16.8%で最も多く、次いで「好きな人がいて、その人との交際を希望している」が13.8%という結果となった。特に、20代後半の女性の「マッチングアプリ・出会い系サイト・アプリを利用している」との回答割合は31.5%で高い割合となっている。(フォルサ)