学生時代どんなに仲が良くても、大人になってから相手がガラッと変わってしまうこともある。千葉県に住む40代前半の女性（教育・保育・公務員・農林水産・その他／年収100万円未満）は、
「高校生の頃仲が良く、いつも一緒にいるけれど帰ってからも2時間くらい長電話をするような友人」
と絶縁したことを語った。高校を卒業した後、友人は地元で就職し、女性は県外の専門学校へ進学。その後、夢を追って上京した女性のもとに、友人が遊びに来たことがきっかけだった。（文：okei）
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「近々こちらでオーラ関係の事業を立ち上げようと思っていて…」
当時女性は、東京に一人暮らしで「生活はカツカツ」だった。そんな時、友人から突然「父親の仕事の都合でそちらに行くが、会えないか」と電話があった。女性は「嬉しくて、友人の予定に合わせて休みを取り会いに行きました」と振り返る。
数日2人で楽しい時間を過ごしたが、最終日に友人から「父親に会って欲しい」と言われた。断る理由もないため、ほぼ初対面の友人の父親を含め3人でお茶をする事になったという。
「まずは挨拶をし軽い雑談をしていたのですが……話すにつれ、オーラがどうとか、近々こちらでオーラ関係の事業を立ち上げようと思っていて協力して貰いたい等、親子共々何やら怪しげな話をし始め……」
「差し出された名刺を頂いてから“考えさせてください”という言葉を残しその場を去りました。もちろん、見送りなどはしませんでした」
瞬時に怪しさを察知したので、誘いに乗ることなくスルーした。その後、友人とはしばらく連絡を取っていなかったというが……
「また突然友人から電話があり『良い投資の話があるんだけど。絶対損しないから！もし損したら、私がその損失分払うから！1口〇〇万円なんだけど、安いでしょ？』と言われドン引きしました」
とまたしても怪しい誘いを受けてしまった。友人の提示した金額は、女性の「ひと月分の給料以上」だったという。友人はずっと実家暮らしのため「金銭感覚が違うのかなぁ……」と思いながら、女性は「キッパリとお断りをして」電話を切った。もう、やんわりスルーはしなかった。
専門学校の先輩にも、投資話を持ち掛けていた！
しかし、話はそれで終わらない。ある日突然、専門学校の先輩から電話があったのだ。仲のいい先輩だったが「電話口で少しキレていた」という。
「よくよく話を聞いてみれば、私の友人がその先輩に私と同じ投資の話をしたとの事。確かに、私は友人と先輩を引き合わせた事がありました。でも、それも2回くらいです」
いつ連絡先を交換したのかはわからないが、勝手に連絡を取られた上に「私は先輩からの信用を失いました」と肩を落とす。悪いのは友人だが、先輩とも気まずくなってしまったようだ。その後は、友人と連絡を取っていないという。
この話には後日談がある。女性が離婚をして地元に帰った際、一度「その友人の母親」とたまたま会ってしまい……
「今どうしているのかとしつこかったので離婚した事を言ったら『あぁ！やっぱりね』と言われ “テメーの娘は一度も彼氏いた事ねぇだろうよ！”と思ったのが最後です。 あの親子にはもう二度と会いたくないと願うばかりです」
友人家族には、ほとほと嫌気がさしたことだろう。
