よかれと思った忠告も、相手にとっては「価値観の押し付け」ということもある。福岡県の30代女性(事務・管理/年収250万円)から、「幼稚園からの幼馴染と絶縁しました」という声が寄せられた。
「当時私が付き合っていた彼氏が会社員でないことをしつこく責められて、流石に腹が立ち少し距離を置こうと思いました」
と明かす女性。冷静になって考えると「なぜ友達をやっているのだろう」と思うようなことが多々あったという。
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「早く手を打たないとあなたが不幸になる」と言ってくる友人
「彼女と会うたびに酷く疲れて帰ることが多かかったことを覚えています」
と女性は振り返る。友人とは高校では疎遠だったが、女性が大学に進学してから付き合いが再開。高卒で就職した友人が結婚した後も、付き合いは続いたという。しかし、あまり良い思い出は無かったようだ。例えば、「高校卒業の社会人になる前」には、
「旅行に行きたいと言う彼女のためにプランを考えたのに、『高いホテルはダメ、ホテルは最安値のところにしてくれ』と言われ」
女性は希望する部屋に泊まれなかった。また「友達が少ない彼女はひたすら家族の話ばかりで盛り上がらず…」と綴っている。
そんな友人と決裂した理由は「極めつけは当時の彼氏批判」だったという。なんと友人は
「正社員じゃないと付き合う意味ない、そんな彼氏じゃ幸せになれない、早く手を打たないとあなたが不幸になる」
と言ってきたのだ。
「確かに当時の私の彼氏は就職しておらず、非正規の仕事で食いつないでいました。ただ、そう言う彼女の旦那さんも結婚直前までアルバイトだったのです。15歳年上にも関わらず」 「そんなことを語る幼馴染のことを思い出し、友達やめよ、と思いました」 「そこからは電話もメールも無視し、一切の連絡を断ちました」
後日談を、次のように書いている。
「家族からも『早く縁切れば良かったのに』と言われてスッキリしていた数年後のある日、実家に幼馴染から手紙が届きました。内容は子どもが産まれたこと、私に抱っこしてもらいたい、といった内容でした。その手紙を読んでも今さらなんの感情も湧かず、返事はしていません」
最後に、「一緒に過ごすなら楽しく過ごせる相手を選ばなくては自分が後悔するな、と学びました」と教訓を綴った。