Amazonプライムがサービスを一新! 配信楽曲を「1億曲以上」に拡充
2022年11月02日 07:01 マイナビニュース
○プライム会員に向け楽曲を拡充、独占コンテンツなどを配信
Amazon Musicは2007年にサービスを開始し、ユーザーのニーズに合わせて「Free、Prime、Unlimite」と複数の会員種別で展開してきた。プライム会員に向けては、200万曲を提供してきたが、今回のリニューアルにより楽曲を1億曲に拡充。追加料金などはかからず、シャッフル再生で聴くことができるほか、一部プレイリストのみオンデマンド再生(曲を選んで再生)に対応する。
同社のAmazon Music Japan ディレクター&ゼネラルマネージャーの島田和大氏は「お客様のニーズに応える形で、プライム会員向けの音楽サービスをさらに発展させていく画期的な取り組み」だと話す。
以前のサービスと比較すると、聴くことができる楽曲が大幅に増えた反面、オンデマンド再生に対応した楽曲は減ってしまうが「BGMとして利用するのであれば、利便性が高まっている」と判断。
競合サービスを意識していないわけではないが、あくまで「カスタマーファーストでサービスを構築しており、オリジナルコンテンツや独占配信、コラボなどほかにないものを提供していきたい」とした。
そして今後は楽曲の拡充だけでなく、Amazon Music独占配信や音楽以外のコンテンツの提供にも力を入れる。
まずは、16年ぶりにアルバムリリースすることを発表したロックバンドELLEGARDENとのコラボを実施する。最新シングル「Strawberry Margarita」の配信はもちろん、11月11日0時よりトリビュートアルバム「ELLEGARDEN TRIBUTE（Amazon Original）」をAmazon Musicで全世界独占配信。
トリビュートアルバムには、Vaundy、My Hair is Bad、BiSH、マカロニえんぴつ、山本彩、BLUE ENCOUNT、Saucy Dogの7組が参加している。また、11月25日にはプライムビデオにて、Amazon Music Presentsとしてドキュメンタリーフィルム「ELLEGARDEN: LOST ＆ FOUND」が独占配信予定となっている。
「ファンとアーティストの距離を近づけ、音楽体験をより豊かにしていただくために、音楽以外のコンテンツも届けていきたい。アーティストにとってもAmazon Musicが懸け橋となることを目指したい」(島田氏)と、今後の展開にも期待してほしいと話した。
○今後はポッドキャスト番組にも注力
音楽以外のコンテンツの拡充として、今後はAmazon Musicにて、新たなポッドキャスト番組もリリースしていくという。
ポッドキャスト配信については、Amazon Musicでは2020年9月より配信を開始しており、2021年1月には初の独占コンテンツを配信。配信開始から2年となる2022年9月までにオリジナルコンテンツを含む10作品を配信している。
そして、11月1日のAmazon Prime Musicのカタログ拡充に合わせ、新たに5本のポットキャスト番組を独占配信すると発表した。
お笑い芸人の木村祐一が吉本所属のお笑い芸人24組にインタビューしていく「ワレワレハワラワレタイNEXT」の配信を開始。
みちょぱことモデルの池田美優が女子には共感と男子にはタメになる話を展開する「＃みちょパラ」、俳優・山崎育三郎がゲストと趣味や出演作などのスペシャルトークを繰り広げる「山崎育三郎のI AM 1936」、三代目J Soul BROTHERSの山下健二郎がリスナーから寄せられたテーマについて熱く語る「三代目 J SOUL BROTHERS山下健二郎のZERO BASE」は11月初旬より配信スタートとなる。
さらに、11月15日よりＺ世代インフルエンサーのヤングボス長谷川ミラと佐藤マクニッシュ玲子がゲストとともにリスナーの悩みを一緒に考えていく「THE BOSS TALK by TOKYO YOUNG BOSS」を配信する予定だ。
アマゾンジャパンのポッドキャスト シニア コンテンツ アクイジション マネージャの今井陽子氏は、今後の戦略として「より多くのカテゴリの充実を図ることでポッドキャストの認知を拡大させ、柔軟なコンテンツの調達や編成をアーティストやクリエイターとともに行っていきたい」と、Amazonならではの独占コンテンツの充実を目指すとした。
そして、「プライム会員に向け、生活を豊かにするようなポッドキャストのある生活を提供できれば」と、ユーザーの満足度を上げていきたいとした。
Amazon Musicは無料でダウンロードできるAmazon Musicアプリ、もしくはAlexa搭載デバイスなどの対応デバイスで利用できる。
宮崎新之 宮崎 新之（みやざき よしゆき） 大学卒業後に勤めていた某職から転職し、編集プロダクションへ。ライブや演劇などを中心としたフリーのチケット情報誌の編集者となる。その後、編集プロダクションを辞めて大手出版社の隔週情報誌編集部に所属、映画ページを担当。2010年よりフリーランスに。映画をメインにエンタメ系の編集ライターとして、インタビューや作品レビューなどで活動中。 著者webサイト ◆これまでの仕事歴 LAWSONTICKET with Loppi（ローソンチケット） / TOKYO★1週間、KANSAI★1週間（講談社） / ケーブルテレビマガジン（JCN） / web★1週間（講談社） / マイナビニュース（マイナビ） / SPA！（扶桑社） / TVぴあ（ウィルメディア） など この著者の記事一覧はこちら（宮崎新之）
