自分に合う仕事に最初から辿り着けるとは限らないが、部署が合わなかったら会社側も配慮していいのではないか。香川県の30代後半男性(技能工・設備・交通・運輸/年収600万円)は配属ガチャの問題点を語った。(文:谷城ヤエ)
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「『適材適所』でその人の能力を発揮できる場所を会社が検討してあげることが重要」
「新入社員からすれば『配属ガチャ』、職場からすれば『新人ガチャ』だと思います。 新人だってどこでどんな仕事をするのか不安だし、職場だってどんな人が来るのか不安です。そこはお互い様です」
その上で、問題は「一回配属されたところでうまくいかずお互い『外れた』となり、『使えない新人』として印象づけられてしまうこと」だと指摘する。
「その人にとってその職場が合わなかっただけで、同じ社内の他部所に行けば凄まじい能力を発揮するかもしれない。だったら他の部署に行かせて見ようということを今の日本企業はあまりやってないように思います。『あいつはダメだね、じゃあこの会社には必要ないね』とすぐに結論を出してしまってるように見えます」
一度上手くいかなかっただけでその人の能力を決めつけるのはよくないというのだ。
「『適材適所』でその人の能力を発揮できる場所を会社が検討してあげることがただ重要だと思います」
ちなみに男性自身は
「今の会社で最初営業を行ってましたが、振るわず生産現場に異動になりました。現場で働いてみて完全にこの仕事の方が合ってると自分で実感できましたし、会社側も信頼してくれており、責任ある立場にまでして頂きました」
と無事満足する場所を見つけることができたようだった。