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30代非正規、独身女性の辛さ「手取り12万円。将来の見通しが立ちません」

2022年10月30日 06:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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パートやアルバイトの多くは勤務時間の融通が利きやすいのがメリットだ。しかし、時間給のため思うように稼げなかったり、交通費支給が不十分だったりと待遇に不満を持つ人は少なくない。パート勤務で30代前半の女性(福島県/未婚/サービス系)は、

「雇用形態は準社員という名のパート扱い。仕事で車を使うのにもかかわらず、交通費が2000円だったりで手取りが少ないです」

とこぼす。女性の手取りは毎月12万円ほどという。(文:福岡ちはや)

※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8

品出しから発注まで「体力のいる職場」だが…

手取りが少ないからといって、業務内容がラクなわけではない。女性は自身の仕事について、

「普段から入荷した荷物の品出しや、時期によってのイベントなど体力のいる職場です。また、品出しのほかにも商品説明などのPOP作り、発注などもあり、キャパオーバーしながら働いています」

と説明。そのため転職を視野に入れて動き始めているが、現実はそう甘くなく、

「同じ職種だと給与はあまり変わらず、未経験だとやはり経験者が優位。なので今のところは厳しく、将来の見通しがまったく立ちません」

「今は実家ですが、兄夫婦が同居しているためいずれは出ようと考えていますが、必要最低限の出費や支払いがあるため一人暮らしをする余裕も貯金もままなりません」

と嘆いていた。