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A.B.C-Zメンバー分析 第5回:五関晃一、抜きんでたダンススキルで振付師としても実力発揮 グループを支える最年長

2022年10月28日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

A.B.C-Z

 デビュー10周年記念ツアー『A.B.C-Z 10th Anniversary Tour 2022 ABCXYZ』を9月25日に終えたA.B.C-Z。10月26日に表題曲を大黒摩季が手掛けた13thシングル『#IMA』をリリースするなど、11年目に向けて勢いを増している。そんなA.B.C-Zのメンバー一人ひとりの魅力を改めて考えてみたい。第5回は五関晃一。


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 昨今、「ゲーム好き」として知られ始めている五関。2021年からはeスポーツバラエティ番組『eGG』(日本テレビ系)のレギュラーも務め、楽しそうな笑顔を見せている。また、他のメンバーに比べて投稿頻度は低いものの公式Twitterでも度々ゲームの話題を投稿しており、9月15日には『東京ゲームショウ2022』に参加した旨を写真つきで報告。その姿からは、テンションが上がっているのが伝わった。


 そんな五関といえば、「ダンス」というキーワードは欠かせないだろう。彼のダンススキルには定評があり、ジャニーズJr.時代から目立つポジションを担い続け、「振付師から怒られたことがなかった」というエピソードは有名である。もちろん、デビュー後もその実力は健在で、今もなおグループをダンスの面で引っ張っている人物だ。デビュー後にもニューヨークへダンス留学に行くなどスキル磨きには余念がなく、軽やかな音の取り方、正確なポージング、“五関節”の絶妙な織り交ぜ方などが見られるパフォーマンスで、見る人を魅了し続けている。コンサートでのソロパフォーマンスも、舞うようなダンスを見せながらも「L’Arc~en~Ciel好き」という彼の好みが反映されているような世界観がおなじみとなりつつある。


 さらに、パフォーマーとしてだけでなく振付師としても実力を発揮。昨今でも「火花アディクション」や「Graceful Runner」、リリースされたばかりの「#IMA」の振付も手掛け、A.B.C-Zのパフォーマンスに彩りを添えている。A.B.C-Z以外にも、橋本良亮のソロコンサートや舞台『滝沢歌舞伎』でコレオグラフの提供も行なっている。例えばSnow Manが主演を務める『滝沢歌舞伎 ZERO』で披露される人気曲「ひらりと桜」も、五関が振付を担当した作品。Snow Manならではの良さを引き出しながらも、五関らしいしなやかさが見られる振りが楽しめる仕上がりになっている。


 また、冠番組『えびたび』(Paravi)の「熊本の話題スポット巡り 占い編」で言い当てられていたように、マイペースで動じないところも五関の魅力の一つだろう。グループ最年長ということもあってか落ち着いており、メンバーを受け止めつつ影からグループを支える一面も。だからこそ、メンバーを客観視しており、エピソードトークの内容もわかりやすい。最近では、8月23日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に河合郁人と出演した際、河合にまつわるおもしろエピソードを直截簡明に話し、笑いを生んでいたのが印象的だった。メンバー5人でのトークにおいても決して口数が多い方ではないが、発する言葉がさりげなくおもしろいのもポイントだ。まだまだ様々な場所で活躍する可能性を秘めているとも言えるだろう。


 パフォーマンス面を筆頭に、グループを影から支えている五関。2019年には手塚治虫原作の舞台『奇子』で単独初主演も果たし、プレイヤーとしても輝き続けている彼の姿に、この先も刮目していきたい。(高橋梓)