転職先は、待遇をよく吟味して決めないと後悔するかもしれない。北海道に住む30代前半の女性(既婚/契約社員)は、とあるサービス系の会社に転職したが、
「勤務時間が12~15時間と長いうえ、手取りはたったの18万円。以前いた職場は8~10時間勤務で手取り22万円はもらえてました」
と前職との待遇差に不満をもらす。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
「貴重な休みを就活にあてるのもキツイので、ダラダラと今の職場にいます」
手取りが減った分は節約せざるを得ない。女性はあの手この手で支出を抑えようとしており、「物価高のなか、少ない賃金でのやりくりが本当に大変」と苦労を語る。
「地方から引っ越してきたばっかで家賃の固定費は見直しできないので、携帯を格安SIMに乗り換えたり、公共料金を同じ会社にしてセット割にして年間の使用料金が少しでも変わればいいと思い、今できることから少しずつ変えてます」
今後の昇給が見込めるのであれば一時的な我慢で済むかもしれないが、女性は「雇用保険が上がるのに手取りは下がる一方だと風の噂で聞いた」と肩を落とす。また、
「どこか違うところに転職したいと思いつつも、貴重な休みを就活にあてるのもキツイので、ダラダラと今の職場にいます」
と再転職に踏み出せない理由を綴っていた。