ひと口に「手取り20万円以下」といっても、女手一つで子どもを育てる場合は「大変な暮らし」の質が違ってくる。30代後半の女性(東京都/その他/パート)は、
「シングルマザーで働く時間も制限されますし、子どもの体調不良や預ける場所などがない場合、休まなくてはなりません。将来はあまり明るくはありません。日々日々精一杯です」
と生活苦を嘆く。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
「自分の洋服なんてここ何年も買えていません。化粧もやめました」
女性は子ども一人を抱え手取り14万円で生計を立てており、
「子どもの持ち物なども、かなり吟味しないと買えません。洋服はかなり大きいサイズを買うか、セール品、もしくはお下がりをもらいます」
とやりくりの苦労を綴った。子どものための物ですら買うのを躊躇うのだから、自分のための物はなおさらだ。
「自分の洋服なんてここ何年も買えていません。化粧もやめました。シャンプー・リンスは100円ショップの入れ物に詰め替え、ワンプッシュのみ。かなり量が少ないです」
さらには「鼻をかんだティッシュは乾かして繰り返し使います」と衝撃的な“節約”を明かす女性。このご時世、せめてティッシュは清潔なものを使ってほしいが、それだけ困窮しているのだろう。女性はほかにも、
「ゴミのビニールは無料でもらえる透明なビニール袋です。無料でもらえるものは、それだけもらって帰ります」
と、涙ぐましい努力を語っていた。