学情は10月21日、「将来のお金の不安」に関する調査結果を発表した。調査は9~10月にかけてネット上で実施し、20代社会人の355人から回答を得た。
「将来のお金」について聞くと「不安がある」が70.1%、「やや不安がある」が20.0%だった。合計すると20代の9割が不安を感じていた。
お金の不安を解消するため「支出を減らす」と答えたのは、わずか10%
「不安がある」人からは、「年収が上がっていくイメージがわかない」「物価は劇的に上がっているものの、収入はなかなか増えない」などのほか
「結婚や出産などのライフイベントを考えると、まだまだ貯蓄が少ない」 「奨学金の返済もあり、貯金が出来ていない」
といった声が寄せられた。
「将来のお金の不安を解決するための手段は何が良いか」という質問に対しては、8割以上の20代が「収入を増やす」「どちらかと言えば収入を増やす」と回答した。一方で「支出を減らす」「どちらかと言えば支出を減らす」と答えたのは、わずか10%ほどだった。
「収入を増やすために行いたいこと」として、最も回答が集中したのは「転職」(84.9%)、次に「副業・兼業」(52.0%)、「資格取得」(43.5%)、「投資」(35.4%)、「昇進を目指す」(16.2%)、と続いた。20代は、節約よりも積極的に転職を考えるなど収入増を目指す人が多いことがうかがえた。