不妊治療までして子どもをもうけたのに、夫が不倫に走り暴力を振るうようになったという過酷な経験談が、キャリコネニュースに寄せられた。ある50代前半の女性は
「趣味が同じで出会った元主人。出産、育児を機会に私は趣味から離れました。しかし、元主人は、そのまま継続。そこで出会った女性とW不倫→離婚にいたりました」
と苦しい過去を語りだした。(文:okei)
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「ほんとに俺の子かわからないし」と謎の暴言
女性は「なかなか子どもができず、不妊治療にも通ってできた子ども」だったと振り返る。しかし、子どもに消極的な夫との仲は、こじれ始めていた。ある日女性が復職の不安を口にしたところ、夫は「じゃ退職したら?」と言い放った。
「その一言で私は感情が高ぶり、『どういうこと?』ときつめに尋ねたら『ほんとに俺の子かわからないし』と……。私の頭には?が浮かび、さらに言い合いになり、DNA鑑定してもいいと言ったことを覚えています」
元夫は鑑定しないと言ったものの、「この後、全く子どもには関わらなくなり、休みの日も家に居なくなりました。お相手と会っていたようでした」と明かす女性。この時はまだ「自分が我慢すればいい」と思っていた。
しかし、女性の職場復帰が1か月前となった頃、夫の酷いDVが始まった。
「洗濯を干していたら、子どもの泣き声が……慌てて声のする方にいくと、座椅子から転んで床で泣いている我が子。隣にはTVを見ている元主人。思わず『何で!』と叫ぶと、リモコンが私に飛んできました。その後は……雑誌や近くの新聞が私に飛んでくる中で我が子を抱いて玄関から外にでました」
「その数日後、帰宅した元主人が、食事が冷めていたことに機嫌が悪くなり、同様に、私への罵声と腕を掴み、食事の置いてあるダイニングへ連れていかれ、『これでいいと思ってるのか』と机に体を何度も押さえつけられました」
「私と娘が居なくなった後、元主人はお相手を呼んで不倫生活」
女性は「やり直しますと言い、食事を温め直している時に『もうここにいるとダメになる』」と家を出ることを決意。
「食事を作り直した後、元主人にわからないよう、寝ていた娘を抱いて、財布と免許証と少しの着替えを持って、外に出て広い道でタクシーを見つけ実家に帰りました」
家出した女性に対し、元夫からは何の連絡もなかった。実家の両親は「1か月待って何もなかったら、元主人の両親に話に行く」「二度と戻らなくていい」と2人を受け入れてくれたそうだ。
「私と娘が居なくなった後、元主人はお相手を呼んで不倫生活をしていたようです」
と明かす女性。結局夫からは何の連絡もなく、元夫の両親と話し合いになった。
「初孫の娘の親権を元主人の両親が欲しかったようで親権を私のところにするために2年かかりました。養育費、親権それだけは私が譲れなかったため、時間はかかっても頑張りました」
不倫やDVで傷ついた女性だが、子どもと新しい人生を歩むことができたようで
「娘は当時、8か月。今は24歳。我慢をしてそこに居続けていたら、どうなっていただろうと今ふと思い出します」
と感慨深げに綴っていた。