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故ダイアナ妃の親友、ドラマ『ザ・クラウン』を猛批判「残酷でサディスティック」

2022年10月26日 09:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

故ダイアナ妃のドラマでの描き方に親友だった人物が激怒
生前のダイアナ妃と親しかった女性が、11月に配信するNetflixのドラマ『ザ・クラウン』シーズン5について激しく批判した。同シーズンでは、ダイアナ妃がパリで事故死した日のことが描かれる予定と報じられていた。このような場面を再現する計画について、女性はNetflixの制作陣に「残酷でサディスティック。無神経な人々だ」と激しい怒りを述べている。

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Netflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』の最新シーズンが、11月9日に配信開始する。

新たに配信されるシーズン5では、エリザベス・デビッキ演じるダイアナ妃とドミニク・ウェストが演じるチャールズ皇太子による結婚生活の破綻と、それらが王室に与える影響などを描いているという。

同ドラマは歴史的事実をベースに、多くの場面をフィクションで脚色した作品だ。今シーズンでは、故エディンバラ公フィリップ王配の不倫やチャールズ皇太子が女王の追い出しを企てるといった事実に反するシーンがあることから、王室関係者が強く批判していた。

さらに英メディア『The Sun』は16日、Netflixの上層部が1997年8月にダイアナ妃がパリで事故死した日を再現する計画を立てていると報じていた。

これに対し、生前のダイアナ妃と親友だったシモーヌ・シモンズさんが、怒りをあらわにしたのだ。

代替療法士のシモーヌさんは、ロンドンの代替医療センター「ヘイル・クリニック(Hale Clinic)」でダイアナ妃と出会った後、妃が信頼する親友となった。妃は他界する前まで何度もシモーヌさんに相談を持ち掛けており、電話で何時間も話すこともあったという。

シモーヌさんは英メディア『The Sun』のインタビューに応じ、ドラマを制作するNetflixについて「このような瞬間を再現するのは、残酷でサディスティックで邪悪な人達です。彼らは最低中の最低の人間です」と激しく非難した。


そして「彼らは歴史を勝手に書き換えている。私はそのことがとても腹立たしいんです」と言い、このドラマがウィリアム皇太子とヘンリー王子に与えるであろう影響をこのように示唆した。

「Netflixは、ウィリアムとヘンリーが人生で最も辛かった時期をわざと復活させている。母親が亡くなった時に受けた痛みと苦しみ、精神的苦痛を無理やり追体験させているんです。最低で病的だと思います。なぜ彼らは、2人を動揺させるように仕向けるのでしょうか。」

この後シモーネさんは、ダイアナ妃の事故死により当時のチャールズ皇太子が辛い経験をしてきたと語った。

「番組制作者は、王位継承者が乗り越えてきたことなんて気にしていないのです。なぜ、この無神経な人達はあの恐ろしい日を再現する必要があると感じるのでしょう?」

そして「彼らは、わざわざ王族を傷付けるようなことをしているのです」と加えている。

ダイアナ妃は1997年にパリで事故死したが、同ドラマのプロデューサーはパリの代わりにバルセロナを問題のシーンの舞台にしたという。

なお同ドラマではこういった場面だけではなく、1995年に英ジャーナリスト、マーティン・バシール氏が行ったダイアナ妃への爆弾インタビューの様子も再現するそうだ。

当時、英BBCの番組『パノラマ』で放送されたインタビューでは、ダイアナ妃がチャールズ皇太子とカミラ夫人との三角関係に初めて言及し「私達の結婚生活には3人が絡んでいる」と明かして世間を驚かせていた。



画像2、3枚目は『The Crown 2021年8月17日付Instagram「Our new Prince Charles (Dominic West)and Princess Diana (Elizabeth Debicki).」、2022年10月14日付Instagram「Welcome to the ‘90s.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)