お客さんとの信頼関係から、仕事の幅が広がることもある。しかし中には、「会社にばれたらヤバい」というケースも……。システム移行作業を担当していた40代後半の男性(東京都/福祉・介護/正社員・職員/年収400万円)は、顧客から「ある申し出」を受けた過去を打ち明けた。(文:永本かおり)
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「業務時間中にせっせと作業をして稼いでいました」
それは、「以前に勤めていた会社での話」だ。
「あるお客さんのシステム移行作業を担当した時に毎日4、5時間残業、休日も厭わず業務を遂行していたため、お客さんからとても感謝されました」
得意先から働く姿勢が高く評価された男性は
「移行作業が終わった後も随時データのメンテナンスやツール作成依頼があり、都度見積りを出して発注をもらっていました」
と、強い信頼関係を築くことで順調に仕事を貰っていた。そんなあるとき、
「業務で客先に行ったら、そのお客さんの責任者から『君と直接契約、業務委託したい。その方がウチも安く済むし君も儲かるだろ』と言われ破格の条件を提示されました」
男性は、個人的な契約締結のお誘いに
「まずいのはわかっていましたが散々悩んで業務委託契約を結びました。契約後も業務の依頼が来るたび業務時間中にせっせと作業をして稼いでいました」
と、自身で職場外から仕事を掴み取ったエピソードを明かしていた。会社の顧客を個人で横取りした形で、単なる副業よりも「会社にバレたらやばい」だろう。ただ、現在は転職しており、何事もなく済んだようだ。