有給休暇は従業員に与えられた権利だが、中には自由に有休が使えない、というか果てしなく使いづらい職場もある。30代前半の男性(岡山県/技能工・設備・交通・運輸/年収550万円)は、
「有休を取る時に 班長→主任→課長→部長→総務 の順に有休の理由を説明して許可を取り、印鑑をもらわなければならない」
と有休取得に対し、かなりプレッシャーを感じる職場で働いている。(文:永本かおり)
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プライバシー侵害!病名や手術内容まで書かされた同僚
男性の職場で有給休暇を取得するには、前述の5つの関門に加えて
「有休の理由が『私用』だと許可されず、具体的に説明しなければならない」
という決まりがある。では、どのくらい具体的な説明が必要かといえば……
「私の同僚は病院で手術をしなければならなかったのに『なんという病気でどこが悪いから、こういう内容の手術をする』ということまで事細かく説明し、有休届けの『有給理由欄』にそれを記載しなければなりませんでした」
同僚の実例に、男性は
「完全にプライバシーの侵害だと思います。そもそも『私用』を認めないって私用以外の有給ってなんなんですかね……」
と、勤め先の制度にドン引きしている様子で書いていた。