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これを食べれば能力者?「ゴムゴムの実」の模様を再現したファンアートのメロン

2022年10月25日 18:01  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

これを食べれば能力者?「ゴムゴムの実」の模様を再現したファンアートのメロン

 メロンの特徴の1つに、表皮についた網目模様があります。この模様はメロンの実の部分と皮の部分の成長速度が違うためにできる裂け目がもとになったもの。逆に、成長途中で裂け目ができる前のメロンに敢えて模様をつけることで、デザイン的な網目をもつメロンを作ることができます。


 その原理を利用し「ワンピース」に登場する「ゴムゴムの実」風の模様を再現したデザインメロンが、Twitterで注目を集めています。


【その他の画像・さらに詳しい元の記事はこちら】


 ゴムゴムの実を再現したのは、学校で農業の研究を行っているエトオさん。研究の一環として、メロンにお祝いやお見舞い用に文字やデザインを浮き上がらせる「デザインメロン」をチームで制作しているそうです。


 エトオさんは、メロンのデザインを考える中で、大好きな作品である「ワンピース」に登場する「悪魔の実」をメロンで再現できたら面白いと思い、ゴムゴムの実の制作に取りかかったとのこと。


メロンに模様をつける際、どのような道具を使うと綺麗な模様が完成するかという研究と試行錯誤を重ねたエトオさん。メロンの未熟果に模様を彫り込む作業は約5時間もかかったといいます。失敗できないだけに、かなりプレッシャーがあったでしょうね。


 模様を彫り込んだらそれで終わり、というわけにはいきません。意図した通りに網目模様ができていくか定期的に観察。彫り込んだ模様がしっかりとした網目になるのを見届けるまで、10日ほどは心配の種が尽きなかったようです。


 そんな努力と研究を積み重ねた成果は、多くの方にも届きました。ツイートには「作り方を教えてください」「悪魔の実は実在したんだ」といったコメントが多く寄せられており、23万を超える「いいね」がついていました。


 そんな声に対して、デザインメロンを作る時の重要な点として、エトオさんは「果実に模様を彫り込むのは、メロンが小さい時にやると綺麗な模様になる」、道具については「アイスピック等の鋭利な物を使うと良い」と、今後作ってみたいという方へ向けてのアドバイスもしてくれました。


 エトオさんは、これまでにも様々なデザインのメロンを作っており、今後は他の悪魔の実の制作にも挑戦したいと話してくれました。デザインメロンの新作はTwitter上で報告されるとのことなので、次はどんなデザインの模様ができるのか、とても楽しみですね。



<記事化協力>
エトオさん(@x0JJ4cCbII7TRUX)


(戦魂)