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チャールズ国王夫妻から100歳の誕生日カードを受け取った女性が感激「女王の父を覚えている」

2022年10月25日 07:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

100歳を迎えた国民に誕生日カードを送ったチャールズ国王夫妻(画像は『Clarence House 2022年7月27日付Instagram「Blooming marvellous!」』のスクリーンショット)
チャールズ国王とカミラ王妃から、100歳の誕生日カードを受け取った女性の写真が公開された。王室はジョージ5世の時代から、100歳の誕生日や60回目の結婚記念日などを迎えた人々に祝福カードを送る伝統を続けている。この女性はチャールズ国王が即位後、初めてカードを受け取った数百人のうちの1人となった。

バッキンガム宮殿の公式SNS「The Royal Family」が現地時間23日、チャールズ国王とカミラ王妃からの誕生日カードを受け取った100歳になる女性の写真を公開した。

この女性は、英ノースヨークシャーに住むルース・パーク=ピアソンさん(Ruth Park-Pearson)だ。ルースさんは1922年にスコットランドの都市グラスゴーで生まれ、のちに「王立婦人海軍(Women’s Royal Naval Service、WRNS/WRENS)」に所属した。

ルースさんは100歳を迎えた10月21日に6人の子供達と13人の孫達、25人のひ孫達に囲まれてお祝いしたそうで、翌日に国王夫妻からのカードを受け取った時には大喜びしたという。

大きなカードの表面には、2018年に撮影したチャールズ皇太子とカミラ夫人(ともに当時)のツーショットがプリントされており、内側には夫妻からの祝福メッセージがこのように綴られていた。

「私と妻は、貴女が2022年10月21日に100歳の誕生日を迎えられたことを知り、大変喜んでいます。このような特別な日に、最高に温かな祝福と心よりの慶びを申し上げます。」

王室が祝福カードを送る伝統が始まったのは1917年、国王ジョージ5世の時代だった。当時は100歳の誕生日や60回目の結婚記念日を迎えた人々に、国王からお祝いの電報が届けられていた。

それ以降バッキンガム宮殿は毎年、100歳と105歳の誕生日を迎える人々と、結婚記念日の60周年と65周年、70周年を迎える夫婦に向けて祝福カードを送っている。

2014年にはカードの総数が年間7,500通を超えたため、事務局では発送を担当するスタッフを増員したほどだ。故エリザベス女王の在位中には、英国と連邦国、海外領土などで約130万通の祝福カードが誕生日や結婚記念日などに送られた。

女王が9月8日に崩御後、宮殿はカードを送付するのを一時停止していた。そのためチャールズ国王が君主に即位後、祝福カードを送ったのは今回が初めてだった。

夫妻からカードを受け取った数百人のうちの1人であるルースさんは、英メディアのインタビューに応じ、かつて軍人として女王の父ジョージ6世のもとで従事していたことを回想した。

「考えてみると、私は女王の父親に仕えていたんですね。当時は何も考えていませんでしたが、あとになって突然、自分の年齢に気付くんです。なんてこと、私は昔の国王を覚えているんだ、とね。クイーン・マザーはとてもエレガントな女性でしたよ。」

多くの家族に囲まれ100歳の誕生日を祝ったルースさんは、何世代もの親族が一堂に集結した喜びをこのように語っている。

「みんな、うまく調和していたようです。いとこ同士は何年も会ってなかったのに、仲良くしていました。」

ルースさんの写真が公開されると、フォロワーからは「どの保湿剤を使っているのか知りたい!」「この女性が100歳? 驚きのルックスだわ!」「100歳には見えない。20歳は若く見えるよ。一体、秘訣は何?」とその若々しさを称えるコメントが相次いだ。

画像は『Clarence House 2022年7月27日付Instagram「Blooming marvellous!」』『The Royal Family 2022年10月23日付Instagram「The very first birthday cards from The King and The Queen Consort have been delivered to hundreds of people celebrating their 100th and 105th birthdays across the United Kingdom.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)