親戚だからと労働条件を好き勝手に変えられてはたまらない。キャリコネニュースの「会社を即行で辞めた」をテーマにしたアンケートに、従姉妹が経営するエステティックサロンを「2か月で辞めた」という経験談が寄せられた。
60代女性(サービス・販売・外食/契約社員/年収300万円)は、「前職の給料を保障するから手伝って」と頼まれ、勤めていた会社を辞めて親戚を手伝うことになったが……。(文:コティマム)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
衛生管理もずさん「汗で汚れたタオルは3回以上使ってから洗うよう指示」
女性の役職は「店長」だったが、待遇はとんでもないものだった。
「店長で入ってすぐ、新規客が多数私を指名してきたのがおもしろくなかったらしく、給料は『新人だから5万円』とされ、最低賃金も守られず準備から閉店まで12時間近く働かされた」
前職の給与を保障するという約束も破られ、店長なのに5万円という不当な額で長時間働かされた女性。「最後には『もうこの会社は倒産した』と宣告され、呆れて辞めました」と振り返る。
エステ業ながら衛生管理もいい加減だったようで、「汗で汚れたタオルはすぐ赤外線のドームの上に乗せて乾かして、3回以上使ってから洗うよう指示された」と明かす。
女性は「信じられないことをしているのも許せませんでした。辞めて満足」と語った。なお、
「私を指名してきていた方は、即行で来なくなったそうです」
とも付け加えた。倒産したというのはなんだったのか。先行き明るい店とは思えないが、女性が辞めたあともしばらく営業を続けていたのだろう。