「22歳。介護の仕事をしています。身体中に負担がかかるためいつも腰や膝、腕などどこかしら痛みます。ボーナスもほとんどなく、昇給もありません」
こう苦労を綴るのは、愛知県在住の女性(正社員/未婚)だ。身体的負担の大きい業務に従事しているにもかかわらず、女性は手取り16万5000円で、
「現在学費や車のローンを払ってる状態で貯金はできず、毎日節約のことだけを考えてカツカツの生活をしてます。将来、家庭を持つことを考えると不安で仕方ないです」
と薄給を嘆いた。引き続き、ほかの介護職の人の投稿を紹介していく。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
「貯金なんてできないし身体はボロボロ」
介護の仕事に携わる神奈川県の男性(30代後半/正社員/既婚)は「手取り19万2000円。妻がパートで働いてるので生活はギリギリできるが、貯蓄はできず」と不満をもらす。また、
「子どもも欲しいが将来的なことを考えると作れない。給料を上げるには夜勤をしないと難しいが、妻の体調が悪くできない状態」
と、どうにもならない現状を打ち明けた。
熊本県在住の男性(20代後半/正社員/未婚)は、
「介護職だけど、数年働いて変わったのは仕事量が増えただけ。手取りが増えているらしいけど雀の涙程度。貯金なんてできないし身体はボロボロ」
とこぼす。まだまだ若い男性だが、
「手取りは15万8000円。仕事、将来のことなんか考えられない」
と悲観的になっていた。
少子高齢化が進んでいることもあり、介護職は世の中になくてはならない仕事だ。介護業界を支える人たちが安心して生活できるよう、待遇が改善されるといいのだが。