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アパレルメーカーを2日で辞めた女性 引継ぎマニュアルがなく「開いた口が塞がらなかった」

2022年10月20日 12:30  キャリコネニュース

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仕事をすぐに辞める人には、ネガティブな印象がつきまとう。しかし、事情があって退職せざるを得ない人は少なからずいる。キャリコネニュースに経験談を寄せた50代女性(神奈川県/年収400万円)もその一人だ(文:林加奈)

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H

前任者は「あと1週間ほどで出社は終了」

女性はアパレル関連企業に「生産管理職」として入社した。前任者から引き継ぎを受ける立場だったが、その引き継ぎがうまくいかなかったらしい。

「(前任者が)辞めることは最低でも1か月前から決まっていたのに、まったくマニュアルを作成していなかった。しかもあと1週間ほどで出社は終了とのこと。『業務のことは頭に全部あるから』と、開いた口が塞がらないとはこのことでした」

十分な引継ぎ期間があるならともかく、頭にあることを引き継ぐためにはマニュアルが必要だろう。それ以外のところでも女性の不安は募るばかりだった。

「業務全体の説明もなく、部分的な作業ばかりやらされて、何度も全体の説明をしてほしいと話したが、話が噛み合わず」

「また、コロナもあり一緒にやっていく営業はリモートワーク必須で毎日出社もしておらず、前任者の業務内容は把握しておらず、任せっきりにしていたので頼りにできませんでした。不安感がものすごかった」

教えてくれる人がいない、もしくは教えようとしてくれる人がいないとも言うべきか。女性は2日で退職を決断。「辞めてよかったです。冷たい感じの職場でした」と切り捨てていた。