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過激で怖すぎるホラー映画 上映中に体調不良を訴える人が続出(米)<動画あり>

2022年10月16日 05:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

話題のホラー映画『テリファー2』(画像は『LADbible 2022年10月12日付「Brutal new 2.5 hour long horror movie is causing people to pass out in cinemas」(Credit: Bloody Disgusting)』のスクリーンショット)
今月6日にアメリカで公開されたホラー映画が話題を呼んでいる。2時間半の作品の中であまりに過激な表現があり、そのシーンには観客が次々と体調不良を訴えて上映中に映画館を出た人もいた。だが一方で、ホラー映画ファンからは「今年最高のホラー映画だ」と大絶賛の声があがっているという。『LADbible』などが伝えている。

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話題のホラー映画『テリファー2(Terrifier 2)』はダミアン・レオン(Damien Leone)が監督を務めた作品で、2016年に公開された『テリファー(Terrifier)』の続編となる。前作にも登場した殺人鬼ピエロ“アート(Art)”が、ハロウィンの夜に10代の少女とその弟を狙うというストーリーになっている。

ホラー映画なので観客を怖がらせるような演出が多々あるが、今回の作品にはあまりに過激でグロテスクな表現が含まれているようで、鑑賞中に嘔吐するなど観客が体調不良を訴えるケースが発生した。さらに一部の映画館では失神した観客もいたと言い、救急車が呼ばれるほどの事態に発展したという。

Twitterには、実際に同作を映画館で鑑賞した人から「テリファー2は相当グロかったですね。私の後ろにいた男性は気絶して、前に座っていた私のイスに激突していました。別の人は『気分が悪い』と言って席を離れ、トイレで嘔吐している男性の声も聞こえましたよ」といった声や、「私の友人は気を失ってしまい、映画館のスタッフが救急車を呼んでいました。この映画は強くお勧めできますね」と救急隊が映画館で対応する様子を捉えた写真を添えた投稿も見られた。また体調不良を起こす人が続出したことから、一部の映画館では嘔吐用の紙袋を観客に配布する対応が取られていたと報告するツイートもあった。

こうした体調不良の報告があがったものの同作は高い評価を受けており、興行収入は公開から4日で100万ドル(約1億4000万円)以上と報道されている。観客たちからは「今年最高のホラー映画だ」「今年一番の血しぶき、狂気、残忍さを表現したホラー映画でしょう」「前作のファンであるなら、映画館の巨大スクリーンで見る機会は絶対に逃せないですよ」などの声が届いている。

一方でこれほどまで大絶賛の声が相次いだことに対し、「私はこんな報告は信じませんよ。映画館で途中退出した人はいましたが、嘔吐や失神した人は見ませんでした。暗い映画館でどうやって失神したことが分かるの?」と疑念を抱いたツイートをした人もいた。プロモーションの一環である可能性も否めないが、興行収入から見ても多数の支持を得ている作品であることには間違いないようだ。

なお同作のプロデューサーの1人であるスティーヴ・バートンさん(Steve Barton)は、自身のTwitterアカウントに「この映画には露骨な暴力シーンや残酷な描写が含まれています。心臓の弱い方や眩暈を起こしやすい方、胃腸の弱い方は十分にご注意ください。劇場では失神や嘔吐したケースが多発しています。同作品を鑑賞しようとしている方はご注意ください」と注意喚起している。


ちなみに2016年にも、トロント国際映画祭で上映されたカニバリズム(人肉嗜食)のホラー映画で観客が次々と失神する事態が発生していた。



画像は『LADbible 2022年10月12日付「Brutal new 2.5 hour long horror movie is causing people to pass out in cinemas」(Credit: Bloody Disgusting)』『Steve Barton 2022年10月10日付Twitter「We aren’t done yet.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)