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皆川明や森永邦彦などが参加するNHKのデザイン展、国立新美術館で開催

2022年10月14日 10:02  Fashionsnap.com

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DESIGN MUSEUM JAPAN展 ポスターグラフィック
NHKが、Eテレの番組「デザインミュージアムをデザインする」の関連企画として「DESIGN MUSEUM JAPAN 展 集めてつなごう 日本のデザイン」を国立新美術館で開催する。観覧料は無料。期間は11月30日から12月19日まで。

 「デザインミュージアムをデザインする」は、NHKが2020年1月から制作している番組。同番組は第一線で活躍するクリエーターたちとともに、日本各地の生活文化に関するリサーチを実施してきた。NHKは同番組を通し、日本各地に点在する素晴らしい「デザインの宝物」を所蔵する館や組織をネットワークし、その集合体をデザインミュージアムと呼ぶアイデアを思いつき、今回の企画展実施に至ったという。
 同展は、縄文時代より1万年以上ものあいだ、独自の生活文化を育んできた日本の、世界がまだ気づいていない豊かな物語を持つ「デザイン」がテーマ。雪国の暮らしを支えた山形の緞通をはじめ、新潟・佐渡の船大工が暮らした町並みや、世界最先端の富山のスポーツウェア、山梨の織物産業の起源となった絹織物、和歌山の博物学者 南方熊楠の「収集のデザイン」、福岡の祭り「博多祇園山笠」がつなぐものなど、クリエーターたちと全国13地域で見つけた「デザインの宝物」について、その背景にある物語とともに展示する。企画展には、「ミナ ペルホネン(minä perhonen)」のデザイナー皆川明をはじめ、建築家の西沢立衛、テキスタイルデザイナーの須藤玲子、プロダクトデザイナーの柴田文江、グラフィックデザイナーの原研哉、「ソマルタ(SOMARTA)のデザイナーを務める廣川玉枝、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦など、13人のクリエーターが参加。会場デザインは、建築家の田根剛が担当する。
 また同展は、2023年春から2024年にかけて、サンパウロやロサンゼルス、ロンドンといった海外のジャパン・ハウス3拠点での巡回展示を予定している。

■「DESIGN MUSEUM JAPAN展 集めてつなごう 日本のデザイン」会期:2022年11月30日(水)~12月19日(月)会場:国立新美術館 企画展示室1E開館時間:10時-18時(金曜日は20時まで、※入場は閉館の 30 分前まで)観覧料:無料住所:東京都港区六本木 7-22-2主催:NHK、国立新美術館協力:一般社団法人 Design-DESIGN MUSEUMTEL:ハローダイヤル 050-5541-8600・公式サイト