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レトロな電車がパンに!大阪・堺の新みやげ

2022年10月14日 10:01  オズモール

オズモール

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◆“チンチン電車”がおいしいパンに!しっとりやわらかな大阪・堺の新みやげ/朝日製パンの「堺ちん電パン」

画像/朝日製パンの「堺ちん電パン」1個1242円
OZmagazine TRIPで好評連載中の「さて、おやつにしますか」は、文筆家・甲斐みのりさんが教える、旅の目的になるおやつの話。第17回目は大阪府・堺市の「朝日製パン」で生まれた、チンチン電車がモチーフの「堺ちん電パン」をご紹介します。



電車形の特製パッケージまで、レトロな電車を忠実に再現
旅先で見かけると、少しの区間だけでも乗車せずにいられないのが、道路の中央をのんびり走り抜ける路面電車。小さな車両の窓に張り付いて車窓の外を眺めると、初めて見る景色でも、不思議とノスタルジックな気持ちに包まれる。地元の人たちの足となって愛され続ける路面電車は、お菓子や雑貨などおみやげのモチーフにもよく選ばれているので、下車したあとはそれらを探しながらまちを歩くのも楽しみのひとつだ。

明治43年の開業以来“チンチン電車”の愛称で親しまれ、大阪府堺市内と大阪市内をつなぐ阪堺電車。沿線には住吉大社などさまざまな名所があって、観光にも重宝されている。そんな阪堺電車の中で現役で運転し、貸切電車としても運用する国内最古のモデル「モ161形」を忠実に再現したのが「堺ちん電パン」。昭和22(1947)年に創業の朝日製パンが、新しい堺みやげとして作り始めた。はちみつを加えたやわらかな生地にチョコレートシートを巻き込み、専用金型で焼き上げたパンはしっとり食感。フレンチトーストにアレンジしてもおいしく味わえる。

取材・文/甲斐みのり 撮影/鍵岡龍門