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デジタル積極層の理想の生活、「イベントに触れる暮らし」 - 反デジタル層は?

2022年10月12日 14:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
サイバーエージェントは10月11日、「デジタル社会における意識調査」の結果を発表した。同調査は6月24日~27日、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター、セールスフォース・ジャパンとともに、全国15歳~89歳までの4,128名を対象にインターネットで実施した。


同研究は、デジタル社会に対する人々の考え方やイメージ、またデジタル技術でどのような生活の価値観をサポートしてほしいかというニーズの把握を目的にしている。



意識別クラスターとして、デジタル化の進展に対する人々の姿勢を「デジタル積極層」「中立層」「置き去り層」「反デジタル層」の4つの層(クラスター)に分類。その結果、デジタル化に積極的な層は4割弱、消極的な層は3割弱と言う結果に。


30代~50代にかけて積極層が少なくなり、消極層が増えることが判明。女性は40代~60代にかけて消極層の割合が積極層を上回っている。


続いて、デジタル技術に対して各層がどのようなニーズや暮らしの価値観を持っているのか調査した。



「行政のオンラインサービスの認知度」について聞くと、「使ったことがある」「使ってみたがその後使わなくなった」と回答した人の中で「デジタル積極層」の占める割合が5割を超えた。「使ってみようと思ったが分かりにくくて使えなかった」「オンラインでどのような行政サービスを提供しているか知らない」と回答した人では、「置き去り層」が約2割を占めている。

どの点が充実・改善されれば使いたいと思うかという質問に対して、「デジタル積極層」の占める割合が高かった回答項目は「デザイン・操作性」だった。「置き去り層」の割合が最も高かった改善点は、「分からないことがあった場合のサポート体制」となった。


行政のオンラインサービスを使うとしたらどのような理由であるか聞くと、「デジタル積極層」の割合が最も高かったのは「新しいサービスを使うのが好きだから」だった。「置き去り層」の割合が最も高かったのは「困った時に丁寧にサポートしてくれるなら使いたい」となった。



「反デジタル層」では、「デジタルサービスはほとんど使わない」が約65%を占めた。その中でも利用しているデジタルサービスは、「ニュース」「地図サイト」や「メッセージサービス」「オンラインショッピング」だった。


続いて、理想の生活について尋ねたところ、「デジタル積極層」では、「祭りやイベントに触れる暮らし」や「ワークライフバランスの取れた暮らし」という回答が目立った。



「置き去り層」の割合が高かったのは「地域の人とつながる暮らし」や「医療・介護サービスへのアクセスがしっかりしている暮らし」、「反デジタル層」の割合が高かったのは「家族みんなが幸せな暮らし」となっている。(フォルサ)