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【漫画メシ】秋の旬といえば鮭『食戟のソーマ』『花のズボラ飯』大人気漫画に登場した絶品レシピを再現

2022年10月12日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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  日本人が長く好んで食べてきた魚、鮭。その歴史は古く、北海道石狩市の石狩紅葉山49号遺跡から約4000年前の縄文時代に使用されていたと推測される鮭漁の工具が出土されている。


 一方で近年、北海道で禁止されている鮭釣りを違法で行う人が後を絶たないという。その理由は、いくら。1グラムあたり数万円の値がつくこともあり、高騰が続く鮭の卵のいくらを獲り出して、実は捨ててしまうことが問題となっている。


 違法の釣りに関しては、法律でしっかりと厳罰化することが大事だが、鮭を粗末にせずにしっかりといただくことが大事だろう。鮭料理は漫画のなかでもさまざまな料理法が登場した。その一部を紹介したい。


黒木場流クーリビヤック風鮭のパイ包み焼き『食戟のソーマ』

 『食戟のソーマ』で、黒木場リョウが作った鮭料理が「黒木場流クーリビヤック風鮭のパイ包み焼き」だった。


  クーリビヤックは小麦粉、バター、玉子などを使ったパイのような料理で、黒木場はご飯とサーモンを包み込んだ。クーリビヤックは鮭を使うことがポピュラーとされているが、そこにご飯を入れることで、寿司とクーリビヤックが合体したような、新たな料理が生み出された。


  人気作品の『食戟のソーマ』だけに、YouTube上でも多数の再現動画がアップロードされている。味の評価は、総じて高いものがあるようだ。



シャケトー『花のズボラ飯』

 『孤独のグルメ』で知られる久住昌之原作、水沢悦子が作画を担当する『花のズボラ飯』。主人公駒沢花が作る手軽なズボラ飯が人気の作品である。


  そんな『花のズボラ飯』に登場した鮭料理が、シャケトーだ。これはトーストを用意し、そのうえに鮭フレークとマヨネーズを混ぜたものを塗り、オーブントースターで焼くというもの。非常に簡単で美味しい料理といえよう。


  一見ご飯のうえにかけたほうが美味しいように思えるが、パンにもピッタリと合うようだ。



鮭大根『鬼滅の刃』

 「週刊少年ジャンプ」に連載され、その後TVアニメ、アニメ映画にも移行し大人気となった『鬼滅の刃』。2020年に公開された「無限列車編」は、日本歴代興行収入1位を記録したことでも知られる。



 『鬼滅の刃』に登場した鮭料理が、冨岡義勇の好物だった鮭大根。骨を取った鮭と大根を煮たもので、要領はぶり大根と同じ。ぶり大根は一般的に11月から3月が旬とされているが、鮭は9月から11月が旬といわれるだけに、秋に適した料理といえるのでは。



ちゃんちゃん焼き『侠飯』

 侠飯の登場したちゃんちゃん焼き。北海道に伝わる郷土料理で、鮭、じゃがいも、玉ねぎをフライパンで炒めるのが『侠飯』流だった。


 味付けには赤味噌と白味噌、そしてバター。男らしく一気に焼いていく。秋鮭を美味しく食べることができる、最強の料理といえそうだ。


  秋が旬の鮭。さまざまな料理法で、その味を楽しみたいものだ。