都市と地方の賃金格差に対し、「仕方ない」と納得できる地方在住者がどのくらいいるだろうか。宮崎県在住の30代前半男性(その他/正社員・職員/未婚)は、
「『(都市と地方は)物価が違うから』と周りは言いますが、2倍も違うわけねーだろ!サラリーマンが食うコンビニ弁当は、都会だろが地方だろうが値段一緒じゃねーか」
と不満をぶちまける。(文:福岡ちはや)
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「地方はバス、電車なんか1時間に1本も走らないから車が絶対いるんだよ」
男性は年収200万円、手取りにして15万1000円の生活を送っているが、以前に宮崎県外で働いていたときは今よりも高い給与をもらっていたという。
「県外にいたときは手取りで30万円、ボーナス年4.9か月分もらってましたが、身体と心を壊し地元に帰ってきて就職。正社員として働きだして4年、仕事の内容はほぼほぼ変わらず、給料が半分、年収が半分以下」
Uターン就職により大幅に収入を下げてしまった男性は、“地方は物価が安いから”という意見に対し、「変わらねーよ」と断言する。
「地方はバス、電車なんか1時間に1本も走らないから車が絶対いるんだよ。税金、飯代、アパート代、車ローン代、ガソリン代、給料残んねーっつうの。結婚しても金ないから生活できねーんだよ」
男性は行き場のない怒りを抱え、「幸せになるには金いらねーけど、幸せを続けるには金がいるんじゃ!」と心の叫びを綴っていた。