先日、機動戦士ガンダムシリーズの最新作『水星の魔女』がTV放映スタートとなった。キャラの描き分けがしっかりしていて、初見でもちゃんと人物の判別がつく。物覚えの悪くなった中年にも優しいアニメだなぁというのが第一印象だった。
ところで、ガンダムといえば魅力的な男性キャラが数多く登場する。その中で「もし彼氏にするなら誰か」という話題が、女性向けサイトの「ガールズちゃんねる」で盛り上がっていたので紹介したい。(文:松本ミゾレ)
人気キャラ多すぎ
トピックのタイトルは「『機動戦士ガンダム』(歴代)で彼氏にしたいキャラは?」。トピ主は「ドモン・カッシュですね?」と書き込んでいる。この時点で愛が深い。
ここに寄せられた声を、ちょっといくつか引用させていただきたい。
「成長して20代になったガロード」
「トール。一番まともで良い人」
「シーブック・アノー。変な問題点がないお手本」
「(ランバ・ラルについて)男の中の男。ハモンが惚れる理由がよくわかる」
「若い時はイザークだったけど、年取ってからディアッカのほうがいい男に思えてきたよ」
と、こんな具合。
ざっと見たところ主役級から途中でいなくなるサブキャラまで、まんべんなく彼氏候補になっていたし、その理由も多種多様で面白い。ランバ・ラルみたいなおじさんキャラでも、複数人から名前が出ていたのは興味深い。「彼氏」となると、評価軸は多様なんだろう。
逆に「この人は彼氏に向かなそう」と思われたキャラは?
一方、このトピックでは「なし」とか「難あり」みたいな指摘も数多く出されていた。
「幸せにはなれなさそうだけど渋さからいえばガトー少佐」
「(シャアについて)寝言で昔の女の名前言われるの嫌だ」
「(コウについて)にんじん食べられないし女の趣味が悪い。自ら不幸になるタイプ」
「ジェリドもなしだわ。あいつと絡むと絶対死ぬ」
こうしたコメントを見ていると、みんなわりと「真剣に考えて、空想を楽しんでいる」感じが伝わってくる。それだけ作品やキャラに深い愛情を持っているファンが多いんだろう。
ジェリドと関わったら死ぬので彼氏にできない、とか確かにそうだよね(笑)
さて、そういえば、ちょうど『機動戦士ガンダムSEED』が放映されてたころ、高校のクラスメイト女子がイザークファンになって、髪型をイザークそっくりにしたことがあったっけ。推しと見た目を似せてまで愛情を高めるなんてなかなかだ。その後、イザークが顔に傷を負ったので、一瞬ハラハラしたけど、さすがの彼女も顔に特殊メイクをしたりはしていなかった。どうやら、まだ理性が残っていたようだ。