「彼女は高校時代から恋多き女で、私はモテないタイプ。彼女が結婚して子どもが生まれてからも、月に1度は飲みに行くほど仲良しで……」
こう語るのは、奈良県に住む30代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収300万円)。「会うとお互い笑い転げるほど楽しい時間を過ごした」という20年来の親友と、絶縁した話を語ってくれた。
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「月1回の飲み会は彼女の恋愛の愚痴語り場」
その友人は、結婚後も「旦那さん以外の男性とライトな恋愛」を続けていた。友人として「不倫は良くないと助言はしたものの、「彼女は気にしていない様子だった」と女性は振り返る。
ある時、友人には「珍しく本気で好きになった男性」ができたが、上手くいかず「月1回の飲み会は彼女の恋愛の愚痴語り場」になってしまった。
「ずっと私は聞き役で、別の話題に変えようとしても、また彼女の話に戻される…この頃から彼女と会うのが苦痛になってきていました」
そんな中、女性に久しぶりの彼氏ができた。友人にも紹介する機会があったが、
「彼女は終始不機嫌で、その日から愚痴の合間に『いいよね、貴女は恋愛が上手くいってて。私は…』という卑屈な言葉が混じるようになり、彼女との会話が益々辛くなってきました」
徐々に友人との付き合いが苦しくなってきた女性。その後、決定的な出来事があった。一緒に飲んでいたある日、友人は「泥酔してお店にいる他のお客さんに聞こえるように暴言を吐き始めた」のだ。それは
「あの女、私よりブスじゃない? 私よりブスなのに男連れて調子のってる!」 「今、あの男の店員、私のこと無視して、あのブスの方に先行ってた!許せない!」
など、聞くに堪えない言葉だった。
「私は慌てて、彼女を店の外に引っ張り出しました。今日はもう解散しようと言い、彼女をタクシーに乗せました。私は彼氏の家に泊まるからと言った瞬間、彼女は激昂。『私より彼氏を取るのか!!』と喚かれました」
別れてからも、女性のもとには深夜まで怒りのLINEが送られてきたという。
「あー、私 あの子といるの、ずっと辛かったんだなあ」
話はこれで終わらない。
「後日、彼女は共通の知人に『あいつは彼氏に会いに行くために、酔ってる私を置いて帰った』と言い回っていたようです」
と酷い濡れ衣、言いがかりまでつけられてしまった。
この話を聞き仲直りさせようとしてくれる友人もいた。しかし、先方は「自分の恋愛が上手くいっていない時に、私(投稿主)の恋愛が上手くいっていることが許せない」と思っていたことが判明した。女性は、
「思えば高校時代から、モテない私を蔑み馬鹿にする発言が多く傷つくことがあったのに、長年気付かないフリをしていた自分にも気付かされ、絶縁を決意」
と長年の苦しみを悟り、付き合いをやめることを決めた。
「共通の友人が多いこともあり、とても悩みましたが絶縁してみると、まるで大きな荷物を下ろしたように気持ちが軽くなりました」
と安堵を漏らした女性は「あー、私 あの子といるの、ずっと辛かったんだなあ」と思いを吐露。
絶縁して5年、「未だに仲直りさせようとしてくれる友人もいますが、全く会いたいと思わないし絶縁したことに後悔はありません」と清々した様子で綴っていた。