警備員の仕事を即行で辞めたというエピソードが多く寄せられている。東京都の60代男性(その他/年収300万円)は、備員は「労働法がない職種」と私見をきっぱり。
「深夜、仮眠時間は4時間。その4時間は勤務外とし無給。だが、制服着て寝て、警報が鳴ったら2分以内に現場に到着せよとの指示」
があるといい、まさに過酷な仕事内容だったことが伺える。ほかの経験者の声も見ていこう。(文:林加奈)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
人手不足で補充を提言するも、上層部は「人員は足りている」
20代男性(宮城県/営業/年収350万円)は、「変則的なシフト勤務と、時間外勤務による体調不良が原因」で、6か月で退職したといい、詳しい理由をこう語る。
「入社説明会時にはシフトの例(時間外を含む)を提示されたのですが、現場ではそれ以上の時間外が当たり前の状態でした」
「また、時間外勤務時間数が多くなると、管理部門や労働基準監督署から注意や指導が入ることもわかっているため、サービス残業をする方が非常に多いです。休日出勤も丸々サービスで行う方も見受けられました」
人手不足や行政指導の恐れを、現場従業員のサービス残業でごまかしていたのだから質が悪い。男性はこの件で「管理部門や上層部に人員の補充を提言したこともあった」というが、現場以外の人間は「人員は足りている」という認識だったという。男性は、
「これから変わっていくこともないだろうと思い、退職をしました」
と、落胆した様子で綴っていた。