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銀座・有楽町エリア活性化へ、松屋銀座と阪急メンズ東京が相互優待サービスを強化

2022年10月05日 13:01  Fashionsnap.com

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松屋銀座が、阪急メンズ東京とタッグを組み2018年から実施している相互のカード会員に優待サービスを付与する取り組みを10月5日から強化する。幅広い世代に向けた紳士・婦人服、日用品などを揃える松屋銀座と「クリエイティブコンシャスな男たちへ」をテーマに掲げる阪急メンズ東京、それぞれの百貨店が顧客満足度を高めることで、銀座・有楽町エリアのさらなる活性化を図るとしている。

 松屋銀座と阪急メンズ東京はともに銀座・有楽町エリアに店を構え、徒歩8分程度で移動が可能。「タイプの違う百貨店による相互送客」を目的に2018年に連携を開始し、相互のカード会員向けの割引などのサービスを展開しており、今回「銀座・有楽町エリアの活性化」「顧客満足度の向上」「新規顧客の獲得」「インバウンド需要の取り込み」を目指し優待サービスの強化に至った。松屋銀座本店の石脇聡子店長は「銀座・有楽町エリアはインバウンド売上の割合が高かったので、コロナ禍からの回復が遅れた。今回の取り組み強化によって、銀座をさらに活気ある街にしていけたら」と語った。
 具体的な施策内容としては、優待の対象となるカードを従来の外商カードのほか、ハウスカード、ポイントカードまで拡大する。対象となる会員数はこれまでの約6万人から約38万人まで増加し、両店舗カードホルダーのほとんどを網羅するという。松屋銀座では、対象となるカードを1階総合案内所または7階カードセンターで提示することで割引クーポンを受け取ることができ、阪急メンズ東京ではレジでカードを提示することによって割引を受けられる仕組みだ。

 そのほか、「ショッピング パーソナル サービス」として有資格販売員によるコンサルティングサービスを開始。松屋銀座では、婦人靴売場のシューフィッター、寝具売場のスリープアドバイザーなどに商品選びについて相談をすることができる。阪急メンズ東京では、プロセールスやパーソナルスタイリストといったプロアドバイザーからスタイリングの指南を受けられる。サービスはそれぞれ事前予約制となる。

 また、取り組み強化を記念したオープニング施策として、10月8日、9日の2日間限定で特別仕様の人力車に乗って店舗間を移動できる「人力車サービス」を実施。片道のみ、10分~15分程度のショートトリップで、乗車には事前予約が必要になる。10月5日から10日までの6日間限定で提供する「相互カフェ」サービスでは、各店のカード会員が先方の百貨店で買い物をし、特定の条件を満たすことでデザートやドリンクが提供される。

 松屋銀座は、現在約8000万円を計上している同施策の年間売上額を2023年度には2億円、2024年度には5億円の規模まで成長させることを目標に据える。担当者は「コロナが収束の兆しを見せ始めたことで、リアルの買い物体験に需要が戻っていることを感じる。これを機に銀座・有楽町エリアの魅力を再発見してもらえたら」とコメントしている。

■松屋銀座 阪急メンズ東京 優待サービス強化オープニング施策人力車サービス期間:2022年10月8日(土)、9日(日)時間:各日11:00~14:00予約サイト 相互カフェ期間:2022年10月5日(水)~10日(月)条件松屋銀座:阪急メンズ東京のカード・アプリ会員が、税込1万1000円以上購入の上、8階「MG カフェ」でレシートとクーポン発行時に渡されるサービス券を提示阪急メンズ東京:松屋のカード会員が、税込1万円以上購入の上、地下1階「ビチェリン」で対象カードとレシートを提示(先着50人)