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F1由来の技術が注がれた『アルピーヌA110R』見参。もっとも過激なA110モデルが日本導入へ

2022年10月05日 12:31  AUTOSPORT web

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『アルピーヌA110R』の日本導入発表会が行われた横浜の会場には、日本GPを控えるアルピーヌF1のエステバン・オコンも登場した
10月4日、アルピーヌ・ジャポンは『アルピーヌA110』が持つ優れたパフォーマンスをさらに引き上げ、シリーズの中でもっともラディカル(過激)な仕様とした『アルピーヌA110R』の日本導入を発表した。2022年11月下旬より受注開始となる同モデルのお披露目の場には、F1日本グランプリを控えるアルピーヌF1のエステバン・オコンも登場した。

 アルピーヌA110のモデルラインアップに新たに加わったA110R。ラディカル(過激)を表す“R”が与えられたこのモデルは、F1をはじめとするモータースポーツで培ったエアロダイナミクスや軽量化技術などが用いられ、より優れた走行性能が追求されている。

 とくに軽量化の点では徹底的なこだわりがみられ、専用設計のサイドスカートやエアインテーク付きボンネットやリヤウインドウ、デュケイン社と共同開発したホイール、サベルト製シートなど内外装において多くの部分にカーボンファイバーパーツを採用。これによりA110Rの総重量は1100kgを切る1082kgに抑えられている。

 エアロダイナミクスも強化され空気抵抗を減らしつつ、より強力なダウンフォースを生み出すよう各所が見直された。フロントのカーボンリップスポイラーやデザインが一新されたリヤディフューザー、乱気流が軽減するサイドフラップはそのうちのひとつだ。

 また、新設計のスワンネックステーを採用したリヤスポイラーの装備も同モデルの特長のひとつとなっている。これらの空力パフォーマンスの追求においては、F1マシンの開発に使用される最新の風洞実験技術や設備からもたらされたテクノロジーが注がれている。

 アルピーヌは『A110R』のために用意した専用シャシーでこのクルマを完成させる。ロール剛性が高められたこの専用シャシーにはさまざまな最新機能が組み込まれ、フランスのメーカーは「まさにゲームチェンジャーに呼ぶに値する」としている。最低地上高は従来のスポーツモデルである『A110S』よりも10mm低く設定。また車高調整機能・減衰力調整機能付ダンパーによって、さらに10mm下げることも可能となっている。

 アンチロールバーの剛性はA110Sと比較してフロントで10%、リヤでは25%強化された。サスペンションスプリングの剛性も同じく10%以上強化されている。

 このほか、アルピーヌA110Rではミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2タイヤをはじめ、ブレンボ製高性能ブレーキシステム、6点式競技用ハーネスを備えたサベルト製カーボンシートなどが奢られている。

 A110シリーズの『A110』『A110GT』『A110S』と同様に、カタログモデルとして販売されることが決まり2022年11月下旬より受注開始となる『アルピーヌA110R』の価格は後日発表される予定だ。

■アルピーヌA110R 主要諸元(欧州仕様値)
パワートレイン1.8L 4気筒直噴ターボエンジン+7速DCT最高出力300PSパワーウエイトレシオ3.6kg/PS0-100km/h加速3.9秒最大トルク340Nm/2400~6000rpm最高速度285km/hシャシー専用設定アンチロールスプリングとバー、専用アクスルジオメトリー、車高調整機能・減衰力調整機能付ダンパー、コイルスプリング10%高剛性化、アンチカントバー最低地上高A110Sより10m低下(さらに10mm低下設定可能)車両重量1082kgブレーキディスク320mm複合素材(フロント・リヤ ブレンボ製)ホイール18インチ100%カーボンファイバー(デュケイン社と共同開発)タイヤミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2・セミスリックタイヤ(フロント215/40 R18、リヤ245/40 R18)シートシングルシェルカーボンファイバー・サベルト社製トラックシート(運転席は上下左右調整可能、マイクロファイバー生地にグレーのステッチ入)