平庫ワカ原作による実写映画「マイ・ブロークン・マリコ」より、平庫描き下ろしの“オルタナティブポスター”が公開された。
【大きな画像をもっと見る】本日9月30日に封切られた映画「マイ・ブロークン・マリコ」。平庫と、映画のポスタービジュアルのデザインを担当している大島依提亜が手がけた“オルタナティブポスター”には、横たわり笑みを浮かべるマリコにシイノが覆いかぶさり、2人が目を合わせている姿が描かれた。
また平庫と大島のコメントも到着。平庫はポスターについて「二人がきちんと向き合っている一枚絵を描いたことがなかったというお話になりました。『弔いと再会は全く異なる体験であるとわかっているけど、その二つが繋がっていますように』と願うときのことを思い出しながら描いてました」とコメントを寄せた。なおこのイラストは本日より発売されるパンフレットの表紙にも使用されている。
■ 平庫ワカコメント
漠然とした感情の塊のように見えていた漫画の中の登場人物たちが、俳優さんの生身の身体を通して新たに実体を得たような感覚がありました。
丁寧に織り上げられ再構築されたタナダユキ監督の作品を通して見ることで、登場人物の身と心に何が起こっていたのかを捉え直すことが叶ったのだと思っております。
今回絵を描くにあたって、二人がきちんと向き合っている一枚絵を描いたことがなかったというお話になりました。「弔いと再会は全く異なる体験であるとわかっているけど、その二つが繋がっていますように」と願うときのことを思い出しながら描いてました。
■ 大島依提亜コメント
原作に対して深い愛のあるこの映画を最初に観た時から、平庫さんの絵でポスターを作りたいと密かに思っていたのですが、ダメ元で打診したところ快 く引き受けて下さいました。
コミックスであったものが映画になるというのは、同じ物語、同じ登場人物であったとしても、それはまるで多元宇宙のように枝葉に分かれて、別の世界 が紡ぎ出されます。
その新たな世界(映画)を眺め、平庫さんが描いたものは、あたかも、シイノとマリコにまつわる、また新たに出現した第三の世界線のような、新鮮な 驚きに満ちた素晴らしい絵でした。
同じようでいて同じじゃない、それぞれの世界を散策していただけたら。
■ 映画「マイ・ブロークン・マリコ」
公開中
出演:永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊
監督:タナダユキ
脚本:向井康介、タナダユキ
原作:平庫ワカ「マイ・ブロークン・マリコ」(KADOKAWA)
製作:映画「マイ・ブロークン・マリコ」製作委員会
製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション:エキスプレス
制作協力:ツインズジャパン
配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA
(c)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会