福田晋一原作によるTVアニメ「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」のイベントが去る9月17日に東京・J:COMホール八王子で開催された。イベントには喜多川海夢役の直田姫奈、五条新菜役の石毛翔弥、乾紗寿叶役の種崎敦美、乾心寿役の羊宮妃那、オープニングテーマと挿入歌を担当したスピラ・スピカ、エンディングテーマを担当したあかせあかりが出演した。
【大きな画像をもっと見る】スピラ・スピカの幹葉が元気いっぱいに歌う「燦々デイズ」からイベントは幕開け。幹葉も交えて和気あいあいとオープニングトークを繰り広げた後、さっそくコーナー「着せ恋関係者に100の質問!」がスタートした。キャスト4人が寄せた質問に「着せ恋」関係者が答えていくというもので、五条薫役の斧アツシや篠原啓輔監督、中山信宏プロデューサー、そして原作者の福田らが回答。このコーナーは1時間以上にわたって展開され、制作にあたっての取材エピソードや、キャラクターを描く際のこだわり、アフレコ現場での思い出など、裏話がたっぷりと披露された。
続いて朗読劇が始まるかと思いきや、スクリーンに流れたのは劇中劇「フラワープリンセス烈!!」のBlu-ray BOX発売決定PV。本当に発売されるのではないかと思ってしまうほどのクオリティに、観客からも大きな拍手が贈られる。そんな映像からシームレスに朗読劇へとつなぎ、新菜がこれまでの出来事を振り返るという視点で、本編の名シーンの数々を披露。挿入歌「君に伝えたいことがあるんだ」の生歌唱もエモーショナルさを演出し、これまでの海夢たちの物語が追想できるような内容に仕上げられた。
海夢のコスプレで登場したあかせあかりが「恋ノ行方」をキュートに歌った後、再びステージには出演者が勢揃い。朗読劇の感想を語り合ったところで、福田から届いたというイラストを紹介することに。「こちらです!」という掛け声でスクリーンに映されたのは、なんとイラストではなく特報映像。そこに「続編制作決定」の文字が映ると、観客からは大きな拍手が沸き起こった。続編制作をまったく知らされていなかったというキャスト陣は、口々に「嘘!」「えー!」「ほんとですか……?」と声を上げ、驚きと喜びを隠せない。直田は思わず涙ぐみながら、「うれしいですね、石毛さん、またできるんですよ!」と、驚きで呆然とする石毛に呼びかけた。
興奮さめやらぬ中、イベントは終幕へと向かう。羊宮は喜びの涙で声を詰まらせながら「好きなものに包まれるってすごく幸せだなと思いました」と感激を伝え、種崎は朗読劇の感想を振り返りつつ「今日のすべてが素敵でした」と笑顔で語った。直田はファンからの応援があって続編が実現したことへの感謝を述べ、「私の持ちうるすべてをもって海夢ちゃんをお届けしたいです」と意気込む。石毛も「ありがとうしか出てきません」と重ねて感謝を口にし、「引き続き、応援していただければうれしいです。全身全霊で演じさせていただきます」と力強くメッセージを贈った。
なおイベントは配信も行われ、明日9月24日23時59分までアーカイブを公開中。チケットは9月24日21時まで楽天チケットで販売されている。
※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。
(c)福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会