親しくしていた友人が、実は自分をさほど「友達」と思っていないことがわかった時は、切なくて寂しい気持ちになる。今回は友人2人と絶縁したことがある福岡県の50代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収500万円)の体験談を紹介する。(文:コティマム)
キャリコネニュースでは「友人と絶縁したことある人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/LQ1RHMHG
「私はその程度の存在、いえ、存在していない?」
女性は2人の友人と絶縁した。1人目は高校時代の友人だ。
「高校を卒業してから、15年ほど高校時代の友人と毎年年賀状のやりとりのみの交流をしていました。途中お互いの結婚式に招き招かれという程の親友でした(私はそう思っていました)」
結婚式に招待し合うということは、お互いに「大事な友人」という認識があったはずだ。しかし……。
「疎遠のきっかけになったのは、15年目の年賀状に一言手書きで、『子どもと一緒に遊びにおいで』と。また宛名書きも氏名の間違い……。ずーっと何年も間違ったまま!結婚式に来てるのに氏も覚えてないし、私に子どもはいない……。毎年の年賀状に『子どもと一緒に遊びにおいで』の『おいで』も、自分からは来ないのか……?」
女性の正確な名前も、子どもがいないこともわかっていない友人。女性は「友人にとって私はその程度の存在、いえ、存在していない……?」とショックを受け、2年かけて「人間関係の断捨離をした」という。
美容部員になった友人のために化粧品を購入したが……
もう1人の絶縁相手は、大学時代の友人だ。友人は卒業後に化粧品メーカーに就職し、デパートの売り場で美容部員として働いていた。
「ノルマがあるらしく、友人を少しでも応援しようと1時間ほど電車に乗って化粧品を購入しに行きましたが、1つだけ取り寄せになり、『商品が来たら連絡する』って事に」
化粧品を買った日、女性と友人はランチ食べて楽しい時間を過ごした。その数日後、別の美容部員から「商品が届いた」と連絡があり取りに行くと、友人の姿がなかったという。
「『今日は〇〇さん(友人名)休みですか?』と尋ねると、『退職しました』との事。何かあったのか理由を聞くと……『結婚しました』って!結婚した旨を聞かされずに、商品を受け取りに来た私はなんだったんだろうと……。一緒にランチまでしたのに話してもくれなかった……バカにされている、舐められていたんだなと。帰りの電車では悲しくて涙が出てしまいました。『私とはこれで最後だ』と思っていないと、こんな酷いことは出来ませんよね」
それ以来友人に会っていないという女性は、「悔しかったし悲しかったです」と綴っている。