ネット上に書き散らした悪口を、本人に読まれてしまうくらい気まずいこともないのでは。ガールズちゃんねるに9月下旬、「旦那にTwitterの裏垢を読まれた」というトピックが立ち、注目を集めた。
トピ主は、ツイッターで「旦那、旦那家族の愚痴」をほぼ毎日更新していたという。あるとき夫にツイッターを使っていることが知られてしまい、「見ないで!」と言ったことから怪しまれ、
「力づくでスマホを取り上げられ部屋に篭り全部読まれました」
という恐ろしい事態となった。「旦那とはその後ちゃんと口を聞いていません」と綴り、どうしたらいいか相談している。(文:篠原みつき)
意外に多い夫に対する批判「デリカシーのない夫だね」
トピ主は追記で「旦那はモラハラ気味なところがありその愚痴を書いていました」と明かしており、ツイッターには「こんなところがケチだ」「もう帰ってくんな」「なんでこの人と結婚したんだろう?なんで好きになったんだっけ?」などと投稿していたという。「まぁまぁひどいことも書いていました…」と反省しつつ振り返っていた。
トピックの反応は、「これはちょっと…、旦那さんショック大きいね」「どっちの立場でもキツい」など衝撃をもらす声があがった。ツイッターがばれたのは夫にスマホを渡していたときだったため、「スマホを貸したあなたが悪い」というトピ主への批判もある。しかし意外に多かったのが
「見ないでと言ったのに部屋に籠ってまで見る旦那さんは大人気ないね」
「デリカシーのない夫だね。愚痴言われるようなことしてるからだよねー。愚痴ぐらい許して」
といった、夫への批判とトピ主に対する同情だった。つまりツイッターで愚痴を書きたくなるくらい酷い夫で、無理やりスマホを取り上げる行為にそれが表れている、という見方だ。トピックには、同じようにネットで夫の悪口を書いているという声がざっとみたところ20件くらいあり
「愚痴書かないとやってられないくらい追い詰められてたんですよね? わかります。私もTwitterに書きまくってます」
といった声もあった。中には、同じように夫に読まれて文句を言われたが、無視していたらそのうち妻の辛さを夫が理解したという話も。SNSがストレスのはけ口になっている人は少なくないようだ。
「夫に“生きているのが申し訳ない”と言われました」
ただ、腹が立ったときに書く言葉はヒートアップして思っている以上に酷くなるものだろう。確かにこの夫は傍若無人な一面がありそうだが、トピ主は「幸せな時、楽しい時もたくさんあります」とも書いており、離婚は望んでいないという。また、
「今はなんだか逆に優しくて『本当にごめんね』と言ったら『生きているのが申し訳ない』と言われました。娘に『もう二人で生きていこうか』とも呟いていました」
と現状を明かすトピ主。情緒不安定な発言をする夫に対し「申し訳なく反省しています」と沈んでいた。
できれば、誰にも言えない不満はノートや紙に書き出して最後は破って捨てる、くらいが良かったのだろう。基本的に人の悪口はネットに書くべきではないし、ネットにしろ日記にしろ、文字に書き起こした以上、誰かに読まれるリスクは少なからず出てくる。
見つかった以上は腹を割って話し、「主さんが嫌だったことを減らしてってもらえるのが理想かな」という声もあり、筆者も同感だ。これを機に自分の思いを色々と話し合えれば、それに越したことはないのだが……。