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「“地方は低賃金が当たり前”という見方もありますが……」手取り18万円の40代女性の嘆き

2022年09月23日 06:10  キャリコネニュース

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地方の求人を見ると、手取り20万円を切る仕事は珍しくない。札幌市内に住む30代後半の女性(流通・小売系/正社員/未婚)は、

「“地方は低賃金が当たり前”という見方もありますが、勤続15年目で40代も近づき、それなりの販売ノルマ。高齢の両親を抱えつつ札幌で暮らしていくには、手取り18万円弱では厳しいです」

とこぼす。また「収入面の不安もあり、将来のことはあまり明るく考えられません。両親も高齢なので、両親を看取ってから自分の老後について考えようかなというところです」と先の見えない不安も綴った。さらに女性は、社内の残念すぎる現状について明かす。(文:福岡ちはや)

※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22

「上層部に媚びる女性社員やイエスマンの男性社員などがメキメキ出世していきます」

女性は現在の勤務先の企業体質について、苦々しく感じていることを吐露する。

「社内で正当な査定が行われず、上層部の好き嫌いで昇給やボーナスアップが行われているのが残念です。仕事のクオリティうんぬんではなく、上層部に媚びる女性社員やイエスマンの男性社員などがメキメキ出世していきます」

「『こんな会社、見切りをつけてしまえ』と思いつつ、毎年直属の上司からの評価は良く、なんとか昇給させられるように頑張ると言ってくれるので、つい残ってしまい……という感じです。結果として上層部の相対評価で落とされて、給与に変動なしですが」

実力や成果による評価がなされないのは、会社で働く側からすれば到底納得できるものではない。このまま会社が体質を変えないのなら、正当な評価をもらえない優秀な従業員から順に離れてしまうのではないだろうか。