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ヤクルト村上「日本記録56号」達成! ホームランボールの「所有権」は誰に? 日本野球機構の見解は

2022年09月22日 17:51  弁護士ドットコム

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ヤクルトの村上宗隆選手が今季最終戦となるDeNA戦(神宮)で、プロ野球日本選手のシーズン最多記録となる56本塁打を放った。王貞治氏が記録した55本塁打(1964年)を更新した。


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歴史的な価値をもつホームランボールをキャッチした観客は幸運としか言いようがないわけだが、「ホームランボールの所有権」はどのように規定されているのだろうか。日本野球機構(NPB)に公式回答を求めた。



●NPBとヤクルトの回答は…



ファンが待ち望んだ一発はヤクルトの本拠地・神宮球場の右翼スタンドに放り込まれた。



村上選手の「56号」をスタンドでキャッチしたラッキーな観客は、そのままホームランボールの所有者となるのだろうか。



海外に目を向けると、米・メジャーリーグではファンがホームランボールの所有権をめぐって裁判を起こしたこともある。



NPBは9月22日、弁護士ドットコムニュースの取材に「公式戦で使用されるボールの所有権は、各主催球団になります」と回答した。



なお、NPBの各種規約などには「HRボールやファールボールの所有権に関する記載はありません」ということだった。



主催球団のヤクルトにも同じようにホームランボールの所有権について規定などを問い合わせたところ、「NPBの回答以上のコメントは控えさせていただきます」とコメントした。



主催球団の見解は得られなかったが、NPBの回答にもとづけば、ホームランボールも球団(あるいは村上選手)のものになる可能性が高いかもしれない。



スポーツ紙記者は「慣例としては、ホームランボールはファンサービスの一貫として、キャッチしたファンがそのまま持って帰るが、プロ入り1号や大きな記録がかかっている場合は、交渉してサインボールなどと交換してもらうケースが少なくない」と話す。