社長の発言力が強すぎる会社も考えものだ。「社長の一声ですべてが決まります」と辟易するのは、不動産・建設系の会社で働く30代前半女性(岐阜県/正社員/未婚/手取り15万円)。女性は、
「転職してきて当初の手取り額より減らされたときは、『(私は)仕事の覚えが遅いし』と我慢したが、ようやく覚えた頃に担当を仕事のできないほかの人と変えられ、引継ぎも早々にその人が辞めてしまい。四苦八苦して尻ぬぐい」
と振り返った。いくら社長の命といえども理不尽な減給や業務変更を連発されては、従業員はたまったものではない。引き続き、この女性の投稿を紹介する。(文:福岡ちはや)
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「予防接種で会社を休んだら、『誰もいないときに休んだ』とボーナスを減らされた」
それでも必死で仕事を覚えてきた女性。しかし「下がったままの手取りを戻されることもないので、転職を考えていることを同僚に話した」ところ、
「当初(当初の給与水準)には届かないのですが、昇給がありました」
と明かす。同僚が女性の悩みを社長の耳に入れたのだろうか、“辞めるな”と言わんばかりの不可解な昇給だ。
女性がインフルエンザの予防接種の副反応で発熱したときの対応も、理解しがたいものだった。コロナ感染を疑った社長が「証明書を医者に発行してもらえ」と指示してきたのだ。
「お医者さんに苦笑いされました。『なんならコロナ専門病院に行かれますか?』とまで言われました」
ちなみに女性はコロナの予防接種も接種済みだが、その際も、
「(接種の)指定日があって(会社を)休まなければならず、職場の同僚と相談して休んだら『誰もいないときに休んだ。会社の業績不振もある』とボーナスは3分の1以下に減らされました」
と酷い仕打ちを受けたという。しかも“会社の業績不振”は適当な言い訳に過ぎず、女性は「業績はむしろ上がって、増額の人もいます」と憤った。
こんな会社に長くいても、苦労するのは目に見えている。早いところ見切りをつけ、転職に向けて動き出したほうがいいのではないだろうか。