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シャーリー テンプル フォー レディースが再始動、親子3代で楽しめるロリータ服提案

2022年09月21日 17:42  Fashionsnap.com

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シャーリー テンプル フォー レディース 2022年秋冬シーズンのルック

Image by: シャーリー テンプル
子ども服ブランド「シャーリー テンプル(Shirley Temple)」のウィメンズライン「シャーリー テンプル フォー レディース(Shirley Temple for Ladies)」が、リブランディングを行った。

 シャーリー テンプル フォー レディースは、2017年に「ファッションはもちろん、ヴィンテージや雑貨、可愛いものが好きな全ての女性へ」をコンセプトに掲げ始動。子ども服ブランドであるシャーリー テンプルの大人向けラインとして展開してきた。2019年秋冬シーズンをもって新作の発表を休止していたが、2022年秋冬シーズンにリブランディングを行い再始動となった。
 リブランディング、再始動に至った理由は、幅広い年齢層から大人でも着られるシャーリー テンプルのアイテムが欲しいという要望が多く寄せられたことだという。シャーリー テンプル フォー レディース休止後、シャーリー テンプルで子ども用のサイズとして展開している150と160のサイズを大人の女性が購入することが多かったが、本来子ども向けに製作されたアイテムであるため、体型の違いなどから着用できないという声も多かったという。また、シャーリーテンプルは1974年に設立し、今年でブランド設立48年を迎える。長い歴史故に親子3代でブランドを愛用している顧客も多いことから、親子3代で楽しめるロリータファッションを提案していきたい考えだ。
 これまでのシャーリー テンプル フォー レディースは、コーディネートを一式で着用するスタイルが多かったのに対し、リブランディング後のアイテムは、ロリータファッションとしての楽しみ方はもちろん、着こなしによってトレンド感のあるスタイリングが組めるように意識したデザインを取り入れた。ブランドの広報担当者は「ロリータファッションが好きな人だけではなく、可愛いものが好きな今らしい着こなしが好きな女性にも刺さる"ガーリーの多様性"を意識した」と説明。子どもから大人、ロリータファッションが好きな人から可愛いものが好きな人まで、より幅広い層へのリーチを見込んでいるという。

 2022年秋冬シーズンのアイテムは全部で約24型。シャーリーテンプルでも人気の高いアリス柄のプリントを用いた「アリス絵本プリントスカート」(2万5080円)やレースとチェリーのイラストが特徴的な「チェリースカラップレースプリントジャンパースカート」(2万9480円)などは、シャーリーテンプルでも人気の高いデザインは踏襲しつつ、サイジングやパターンなどを大人向けにアップデートした。「レース付きボーダーリブプルオーバー」(1万2980円)や「ロゴ刺繍ラメニットカーディガン」(1万6280円/いずれも税込)などは、ラメやレースなどブランドらしいディテールは残しつつもベーシックなデザインを採用した。現在シャーリーテンプルは全国24の百貨店で展開しているが、シャーリー テンプル フォー レディースは、公式オンラインストアと大阪の旗艦店のみで販売。今後、東京に旗艦店のオープンも検討しているという。

■シャーリー テンプル:公式サイト