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理容店でヘアドライヤーが火を吹き爆発、男性2人が死亡(バングラデシュ)<動画あり>

2022年09月21日 04:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

事故が起きる直前の店内(画像は『New York Post 2022年9月13日付「Video shows moment exploding hair dryer sparked deadly barbershop fire」(Jam Press Vid/Newslions)』のスクリーンショット)
バングラデシュの首都ダッカ近郊、カチプール(Kanchpur)の理容店で今年7月10日、ヘアドライヤーが火を吹き、炎に包まれた理容師と客の男性2人が死亡していたことが明らかになった。当時の動画は今月になってSNSで公開され、『New York Post』などが伝えて拡散している。

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ヘアドライヤーが火を吹き爆発するという信じられないような事故で死亡したのは、理容師アシュラフル・イスラムさん(Ashraful Islam)と客のホリドイ・ハサンさん(Hridoy Hasan)で、事故の様子は店に設置されていたカメラが捉えていた。

動画では、ヘアカットを終えたと思われるホリドイさんが椅子に座っており、アシュラフルさんがコンセントにヘアドライヤーのプラグを差し込んでいるのが見て取れる。

アシュラフルさんはその後、ホリドイさんに話しかけながら、一度ヘアドライヤーの電源を入れ、作動するのを確認してから電源を切っている。

そしてアシュラフルさんがホリドイさんの髪を乾かそうと再び電源を入れた瞬間、ヘアドライヤーから火が吹き出して爆発、店内は一瞬にして炎に包まれた。2人はすぐにその場から逃げ、炎は5秒ほどで小さくなったが店内には煙が充満しており、店の奥からは男性のもだえる声と女性の叫び声が聞こえてくる。


2人はその後、ダッカの「シェイク・ハシナ・国立形成外科熱傷研究所病院(Sheikh Hasina National Institute of Burn and Plastic Surgery)」に搬送されたが、のちに死亡が確認された。


なお専門家はヘアドライヤーが火を吹いた原因について、店の換気設備が上手く機能していなかったことと、アルコール(メタノール)成分入りの「アフターシェーブローション」を過度に使用してきたことをあげている。つまり「部屋に溜まったメタノールがヘアドライヤーの中に時間をかけて蓄積し、電源を入れたことで内部のヒーティングコイルから発火した」と推測、「瓶に可燃性の液体を入れて発火させる火炎瓶のような働きをした」と述べている。


ちなみに今年6月にはイギリスで、男性がフェンスを設置するために機械を使って地面に支柱を打ち込んでいたところ大爆発が起きた。ガス管の破裂が原因とされており、男性が宙に吹き飛ばされる様子を捉えた動画に驚きの声が殺到した。



画像は『New York Post 2022年9月13日付「Video shows moment exploding hair dryer sparked deadly barbershop fire」(Jam Press Vid/Newslions)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)