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エリザベス女王、ウィンザーで埋葬される 愛する夫の隣で永遠の眠りに就く

2022年09月20日 09:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2020年、結婚73周年記念に撮影されたエリザベス女王とフィリップ王配(画像は『The Royal Family 2020年11月20日付Instagram「This new image has been released to mark the 73rd wedding anniversary of The Queen and The Duke of Edinburgh tomorrow.」』のスクリーンショット)
エリザベス女王の国葬後、棺が埋葬地であるウィンザー城に運ばれた。敷地内にある聖ジョージ教会で礼拝が執り行われた後、棺はゆっくりと地下にあるロイヤル・ボルト(王室墓廟)へと下ろされた。その後、女王は最愛の夫・エディンバラ公フィリップ王配の棺とともに国王ジョージ6世記念礼拝堂に埋葬された。

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現地時間19日、ロンドンのウェストミンスター寺院でエリザベス女王の国葬が執り行われた。1時間にわたる礼拝後には棺が運び出され、王室メンバーが後を歩く壮大な葬列が行われた。

葬列はバッキンガム宮殿前を通った後、ウェリントン・アーチに到着。棺は待機していた霊柩車へと移動され、埋葬地であるウィンザー城へと向かった。

沿道には多くの群衆が集まり、写真撮影をしたり1輪のバラを投げるなどして女王との最後の別れを惜しんだ。霊柩車がウィンザー城前にあるロングウォークに現れると、夜通し並んでいた多くの群衆に出迎えられた。

車両が城内に入ると、棺は敷地内にある聖ジョージ教会へと運び込まれた。チャールズ国王をはじめとする王室メンバーが入場し、礼拝堂には王室スタッフなどを含む800人が参列。ウィンザー司教による厳かな礼拝が始まった。

礼拝が終わりに近づくと、司教が棺の上に置かれた王冠と宝珠、王笏を取り出して祭壇の上へと移動し、宮内長官が“オフィスの杖”を折って棺の上に置き、君主への奉仕の終わりを告げた。

ウィンザー司教が「キリスト教徒の魂よ、この世から旅立ちなさい」と述べ、死者を神の慈悲に委ねる祈りである称賛を捧げた後、女王の棺はゆっくりと教会地下にあるロイヤル・ボルト(王室墓廟)に下ろされた。


女王は今月8日、スコットランドのバルモラル城にて96歳で崩御した。棺は11日にエディンバラに移動され、13日にはロンドンのバッキンガム宮殿に到着した。

14日には宮殿から葬列でウェストミンスター宮殿へと運ばれ、午後5時からはホールで棺が一般公開された。

そして19日には11日間の長い旅を終え、女王の棺は夫であるエディンバラ公フィリップ王配が眠るウィンザー城へとたどり着いた。

女王の最終的な埋葬地は、両親が埋葬され、妹マーガレット王女の遺灰も納められている国王ジョージ6世記念礼拝堂だ。

女王の夫、エディンバラ公フィリップ王配の棺は聖ジョージ教会のロイヤル・ボルトから運び出され、国王ジョージ6世記念礼拝堂に移された。

当日の午後7時30分には家族によるプライベートなセレモニーが執り行われ、チャールズ国王が女王の棺に土を撒いた。最後に女王はフィリップ王配の隣に埋葬され、愛する夫の隣で永遠の眠りに就いた。



画像は『The Royal Family 2020年11月20日付Instagram「This new image has been released to mark the 73rd wedding anniversary of The Queen and The Duke of Edinburgh tomorrow.」、2022年9月19日付Instagram「Thus it hath pleased Almighty God to take out of this transitory life unto His Divine Mercy the late Most High」「This evening a Private Burial will take place in The King George VI Memorial Chapel at Windsor.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)