幼い頃から大の仲良しだった親友でも、生活が変われば合わなくなる面も出てくる。今回は幼馴染と絶縁したという千葉県の40代女性(事務・管理/年収500万円)の体験談を紹介する。(文:コティマム)
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結婚後、「徐々にその友人の様子が変わっていきました」
女性には保育園時代からとても気の合う仲良しの友人がいた。小学校が別々になってもお互いの家を行き来し、家族ぐるみで付き合いが続いたという。女性は「その子と遊んでいると、ほんのささいな出来事でもとても楽しく、遊ぶ度にお腹を抱えて笑い転げていました」と振り返る。
その後、中学・高校も別々の学校だったため、連絡は取るものの頻繁に会うことはなくなっていた。そして時は経ち、お互いに結婚。女性は、「新しい生活が始まると、徐々にその友人の様子が変わっていきました」と明かす。
「友人は、旦那さんの仕事の都合で朝が早い生活らしく、連日早朝6時前にはメールが来ます。『まだ寝てるの?私は旦那のお弁当作って、洗濯も掃除も終わったよ!』と。私の夫は夜遅くまで残業があり、フレックスのために朝は比較的ゆっくり出勤することができます。極端な時には、夫が夜中2時くらいに帰宅し、朝の4時~5時には友人から何通もメールが来るという状態」
なぜか女性に説教じみたメールを送ってくるようになった友人。女性も夫も、この連日の早朝メールに参ってしまった。
「今となればもう少し違った対応ができたのではないか」
友人に時間帯をずらすようお願いしたものの、早朝メールは続いた。女性と友人の母親同士も付き合いが続いていたため、友人の様子を聞いてみたところ……。
「実際には、友人が言っていたような家事はできておらず、精神的にも不安定で、真夜中にパニックを起こして度々母親に電話し泣き叫びながら呼びつけることもあったそう」
原因はわからないが、友人は結婚後不安定になっていたようだ。
「私は『少しでも精神的に助けになれば』と思い付き合っていましたが、相変わらず『まだ寝てるなんて信じられない!旦那さんかわいそう!私はもうお弁当作ったよ!』などと、早朝メールをしてくる毎日。とうとうたまりかねて、『みんながみんな、こんな朝早くに起きてるわけじゃないんだよ!迷惑だって何で気づかないの!?本当に迷惑だから、もうやめてください!』とメールを送ってしまいました」
それ以来、友人とのやりとりは一切ないという。
「あんなに楽しく笑い転げていた小学校時代。友人は今、私のことをどう思っているのか。もしかしたら、友人の記憶にはもう私はいないのかもしれません。あの頃は自分も若かったので、感情に任せてメールを送ってしまいましたが、今となればもう少し違った対応ができたのではないか、と悔やむことがあります」
女性は「あの時はごめんなさい。私はあなたとの楽しかった思い出を忘れてはいません。またいつかどこかで友人として会えたら、と淡い期待を抱いています」と綴っている。