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ヘンリー王子、女王の追悼儀式で着た軍服にショックを受ける アンドルー王子の軍服との差に不満か

2022年09月19日 00:31  Techinsight Japan

Techinsight Japan

軍服着用が許可されるも、当初はモーニングスーツ着用を考慮していたヘンリー王子
ヘンリー王子がエリザベス女王の棺の前に立つ追悼儀式で軍服を着た際、肩から女王のイニシャル“ER”が外されていたことにショックを受けたという。現役の王室メンバーでないアンドルー王子も軍服着用が許可されたが、肩にある女王のイニシャルは外されていなかった。

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現地時間17日、ウェストミンスター・ホールで故エリザベス女王の8人の孫達が集まり、棺の前に立って黙祷を捧げた。

この日、軍服を着ることを特別に許可されたヘンリー王子は、兄ウィリアム皇太子と共に軍服姿でホールに現れた。

兄弟のあとには、ベアトリス王女、ユージェニー王女、レディ・ルイーズ・ウィンザー、セヴァーン子爵ジェームズ、ザラ・ティンダルさん、ピーター・フィリップスさんがモーニングスーツや黒いドレスを着て歩いた。

ヘンリー王子はアフガニスタンに2度派遣され最前線で活躍したが、王室離脱後に軍の名誉称号や役職を返上しており、公の場で軍服を着ることは許されていなかった。

チャールズ国王は女王への敬意を表するため、今回のみヘンリー王子が軍服を着ることを特別に許可したという。


現地メディアによると、ヘンリー王子はいとこ達と女王の棺を見守る際、恥をかかないようにモーニングスーツを着ることも考慮していたそうだ。

しかし17日に執り行った儀式では、ヘンリー王子は軍服姿でホールに現れて祖母の棺の前で10分間にわたる黙祷を捧げた。


その翌日18日、英紙『The Sunday Times』は、ヘンリー王子が軍服を着た際に肩からエリザベス女王のイニシャルである“ER”が剥がされているを見つけて、ショックを受けていたと報じたのである。

同紙の情報筋は「彼は心を痛めています。祖母のイニシャルを剥がすのは、とても意図的だったと感じられるのです」と明かした。

伝統的に“ER”は、君主に仕える者だけが身につけることができる。そのためヘンリー王子の軍服から外されたのは、王室のドレスコードに沿ったものとみられる。ウィリアム皇太子の軍服の肩からは、女王のイニシャルは外されていなかった。


16日には、チャールズ国王をはじめとする女王の子供達4人が軍服を着て同じ追悼儀式を行った。アンドルー王子もヘンリー王子と同様に現役の王室メンバーから退いているが、特別許可を得て軍服姿で女王の棺の前に立った。

しかしアンドルー王子の軍服の肩からは“ER”のイニシャルが剥がされていなかったのだ。このことがヘンリー王子の不満の原因になったと考えられている。

画像2~5枚目は『The Royal Family 2018年11月8日付Instagram「The Duke of Sussex joins the #FieldofRemembrance service at Westminster Abbey,」』『Sky News 2022年9月17日付Twitter「The Queen’s eight grandchildren held a 15-minute vigil around her coffin at Westminster Hall.」、2022年9月16日付Twitter「Three evening stories:」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)