転職をするときには「四大卒」でないと希望する企業に応募すらできない、とはよく聞く話だ。青山学院大学卒の40代女性は、学歴をテーマにしたアンケートに「学歴は必要」と回答した理由をこう語る。
「私自身、有名大学を卒業しているので転職の時など有利だと思った。 結局は学歴重要です」(東京都/IT・通信系/企画・マーケティング・経営・管理職/正社員・職員/年収850万円)
このほか、学歴は「必要」と回答した人事担当者の意見を紹介する。(文:okei)
※キャリコネニュースでは学歴をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/K0DQY3O9
「どんな勉強をしてきたかを重要視している」
大阪府で不動産・建設系の企業に勤める40代の男性(正社員・職員/年収800万円)は京都の私大卒で、学歴をそこまで重視していなかった。しかし、心境の変化をこう明かす。
「人事職に就くまでは、不要だと考えていた。営業職だったこともあり、実力≠学歴だと思っていた。しかし、人事で特に採用に従事するようになって価値観は変わった」
価値観が変わった理由を具体的には書いていないが、多くの人材に接する中で「学歴」がある人は「実力」もあるという実感があったのだろう。もちろん、採用する人材は学歴が良ければいいという単純な話ではないようで、男性は
「ただ、大学名では判断しない。その代わり、高校名とどんな勉強をしてきたかを重要視している」
と独自の判断材料を明かした。最近は指定校推薦やAOなど、入試の形態が多様化していることもあり、大学名だけではが学力や将来の伸びしろを把握しきれない、ということなのだろうか。