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デヴィッド・ベッカム、13時間並んでエリザベス女王を弔問 棺の前では涙ぐむ姿も

2022年09月17日 10:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「女王陛下のそばにいる時間を持つことができた」とデヴィッド・ベッカム(画像は『David Beckham 2022年5月26日付Instagram「Introducing the beautiful new Black Bay Ceramic」』のスクリーンショット)
デヴィッド・ベッカム(47)が、故エリザベス女王を弔問するために長蛇の行列に参加した。黒いネクタイとスーツで正装したデヴィッドは当日の午前2時から行列に参加し、13時間後となる午後3時半に女王の棺と対面した。

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ロンドンのウェストミンスター・ホールで、故エリザベス女王の棺の一般公開が現地時間14日午後5時に始まった。ホールは24時間オープンし、女王の国葬が執り行われる19日の午前6時30分まで弔問が許されている。

ホールの前には女王の棺に敬意を払おうという弔問客が数日前から並び始め、16日には待ち時間が14時間になるほど長蛇の行列となった。

そんな行列の中にデヴィッド・ベッカムの姿が目撃されると、人々が写真撮影をし始めるなどして一時騒然となったという。

当時の様子をTwitterに投稿した女性は「行列はデヴィッド・ベッカムを撮ろうとする人でいっぱいで、実際に前に進むことを忘れてる。狂気の沙汰だわ」とツイートしていた。

デヴィッドは黒いハンチング帽を被り、黒いネクタイとスーツにネイビーブルーコートを羽織っている。片手には黒い傘を持ち、もう片方の手をコートのポケットに入れながら1人で行列に参加していた。

英メディア『Daily Mail Online』によると、デヴィッドは当日午前2時頃に行列に加わり、周囲の人達にドーナツを買ってあげたそうだ。

デヴィッドは行列に並びながら英『ITV News』のインタビューに応じ、女王に会いに来たことについてこう語った。

「僕は、この人生で女王陛下のそばにいる時間を少し持つことができてとてもラッキーだった。悲しい日だけど、彼女が残した素晴らしい遺産を思い出す日なんだ。」

「僕の家族は王室ファンで、そのように育てられたんだ。祖父母もここに居たかったと思う。だから彼らと家族を代表してここに来たんだ。」

その後デヴィッドは、現役のサッカー選手だった頃にイングランド代表のチームメイトが試合で英国歌『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』を合唱するたびに「とても特別なことだと感じていた」と述べ、こう続けた。

「おそらく僕にとって最も特別だった瞬間は、OBE(大英帝国勲章)を授与した時だろう。僕を大の王室好きに育ててくれた祖父母も一緒に連れて行ったんだよ。」

そして「このような日は、いつだって辛いものになる。世界中の誰もが悲しんでいるからね」と加えた。


デヴィッドは13時間以上並んだ後、午後3時半頃ホールに入場した。動画サイトで生配信された映像では、女王の棺に近づくと感極まったのか、涙をぬぐう姿が目撃された。

デヴィッドは棺の前に行くと立ち止まって女王に一礼し、行列に続いてホールを後にした。



画像は『David Beckham 2022年5月26日付Instagram「Introducing the beautiful new Black Bay Ceramic」』『ITV News 2022年9月16日付Twitter「I was so lucky I was able to have a few moments in my life to be around Her Majesty」』『Sky News 2022年9月16日付Twitter「David Beckham wiped away a tear as he paid his respects to the Queen after queueing for 13 hours.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)