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ヨウジヤマモト、青山本店向かいに”実験的な”路面店オープン 野村訓市やTAKAYと協業

2022年09月16日 20:11  Fashionsnap.com

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「Yohji Yamamoto 2」外観

Image by: FASHIONSNAP
ヨウジヤマモト社が、国内2店舗目となる直営路面店「Yohji Yamamoto 2」をヨウジヤマモト青山本店の斜め向かいに出店する。オープン日は9月17日。デザイナー山本耀司が店舗の細部に至るまで監修を手掛け、店舗デザインはクリエイティブディレクターの野村訓市が担当した。

 Yohji Yamamoto 2は「ミー イッセイ ミヤケ(me ISSEY MIYAKE)」青山店に隣接するビル内に出店。地上1階、地下1階の2フロア構成で、両フロアには過去に「ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)」や「プランテーション(Plantation)」などエイ・ネット(A-net)が展開するブランドが直営店を構えていた(※現在、ツモリチサトは津森千里のデザイン事務所 T.Cが事業を運営)。ショップのエントランスには、山本の愛犬「凛」をモチーフにしたマネキン犬がディスプレイされている。
 同店は新しいブランドやプロジェクトなどを実験的に展開していく店舗と位置付け、店頭での展開商品は流動的に変化していく予定。オープン時は「リミ フゥ(LIMI feu)」と「パワー オブ ザ ホワイト シャツ(power of the WHITE shirt)」の2ブランドのアイテムを販売する。コレクションラインを中心に展開する青山本店に対し、同店ではヨウジヤマモト社がフィーチャーするアイテムで構成される空間となっている。また、ビーコンを設置し、オムニチャネル型の機能を実装。オンラインブティック「THE SHOP YOHJI YAMAMOTO」との連携を図る。

 内装はギャラリーのように入れ替えが可能な可動性の高さが特徴。グリッド状に自由にレイアウトできる吊り式ハンガーのほか、大型ディスプレイや可変ルーバーを用いることで、ディスプレイする商品の世界観に合わせたフロア構成が叶う空間に仕上げた。大型ディスプレイは目まぐるしく動画を流し続けるのではなく、一定間隔でヴィジュアルが変わる環境設備の一つとして活用。店舗デザインを手掛けた野村は「ふと気付くと店構えが変わって見える、そのための必要最低限の要素で作られた店舗。今までのファンの方だけではなく、新しい人たちにもブランドを知ってもらい、反対側にある青山本店にも足を運んでもらう。道を挟んだ回遊が生まれるような店舗になればと思っています」とコメントしている。

 ヴィジュアルクリエイションは、「ヨウジヤマモト プールオム(Yohji Yamamoto POUR HOMME)」のショーのディレクションやヴィジュアル撮影を手掛ける写真家のTAKAY(タケイ)が担当。オープン時は「TIMELESS」をテーマに制作した映像作品を店頭ディスプレイで公開する。これまでに撮影してきたヨウジヤマモトのヴィジュアルや、東京のランドスケープ作品から厳選した素材をデジタル画面で表現することで、ヨウジヤマモトのクリエイションの根底にある”有機的な手触り感”を残すような編集を施したという。店内BGMには、山本が過去に手掛けたコレクションのショー音楽を編集した楽曲を採用している。

■Yohji Yamamoto 2オープン日:2022年9月17日(土)11:00住所:東京都港区南青山4-21-25営業時間:11:00~20:00電話番号:03-6773-5287 ■ヨウジヤマモト:公式サイト